ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、来季センターバックと右サイドバックのどちらのポジションで起用されるかが不確定な状況であり、その影響で新たな右SBの補強も保留されているという。伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 これまでの所属クラブや日本代表ではCBとしてプレーしてきた冨安だが、昨夏加入したボローニャでは主に右SBとしてプレー。不慣れだったはずのポジションで不動のレギュラーに定着し、年間を通してのプレーで高く評価された。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督は先週末にセリエA最終節を終えたあと、来季は冨安をCBとして起用するつもりだとコメント。そのため別の右SBを補強したいという考えも口にしていた。

 だが『コッリエレ』によれば、監督の考えとは異なり、冨安自身はこれまで好プレーを見せることができた右サイドでのプレーを続けることを希望しているという。またクラブ幹部のワルテル・サバティーニ氏やリッカルド・ビゴン氏も、指揮官の構想を尊重しながらも冨安の右サイド起用を望んでいるとされている。

 冨安は右SBとして「攻守両面で本当に素晴らしいシーズンを過ごした」が、何度かCBとして起用された試合では「大きな不安定さを露呈した」と評されている。ミハイロビッチ監督はシーズンのラスト3試合でも冨安のCB起用をテストすることを考えていたとされているが、負傷のため実現することはなかった。

 新たな右SBとして、ボローニャはトリノのイタリア代表DFロレンツォ・デ・シルヴェストリを獲得しようとしていることが以前から報じられていた。だが冨安のポジションが不確定なため、その補強も一時的に保留されている状況だという。