米自動車業界、2016年の「最大の敗者」は? 独自リスト発表

米自動車業界、2016年の「最大の敗者」は? 独自リスト発表

米国では2016年、自動車販売台数が前年に引き続き増加したが、市場には暗い側面もあった。フルサイズのピックアップトラック、フォードF-150の販売台数は82万799台と前年に続いて市場をけん引(5.2%増)したが、年間の販売台数がF-150の1日当たりの販売台数(およそ2,248台)にすら満たないモデルもあったのだ。

米調査会社オートデータによると、米国市場の同年の累計販売は、約1,755万台。(ライト)トラックの販売台数が全体的に増加しており、最も大きく伸びたのはSUV(21.6%増)だった。次いで、クロスオーバーSUVが8.5%増、ミニバンが8.0%増となった。

そうした中で、昨年「最大の負け組」となったのは、メーカーを問わずセダンだった。小型・中型はそれぞれ前年比で−8.4%、−8.1%を記録。大型セダンは−44.7%の下げ幅となった。

中でも最も苦戦したのは、高級セダンの2モデルだ。アキュラは旗艦モデルRLXセダンの販売台数が1,478台で、前年比−32.7%。また、キアはK900が同−67%の834台を販売するにとどまった。

”敗者”20モデル・リスト

2016年に販売台数が最も減った20モデルは、以下のとおりだ(英語名のアルファベット順、割合は前年比、かっこ内数字は年間販売台数)。

・アキュラ RLX −32.7%
・アルファ ロメオ 4C −27%
・BMW 6 シリーズ −51.5%
・シボレー SS (3,013台)
・ダッジバイパー −9%
・フォード・フィエスタ −24.3%
・フィアット 500L −59%
・キア K900 −67%
・レクサス CT 200h −39.3%
・レクサス LS −22.3%
・リンカーン MKT −14.2%
・日産 GT-R (698台)
・日産 クエスト (1万1,115台)
・スバル BRZ −19.6%
・スマート フォーツー −17.0%
・トヨタ 86/サイオン FR-S −29%
・トヨタ ランドクルーザー −37.9%
・フォルクスワーゲン ビートル −30%
・フォルクスワーゲン CC −44.8%
・フォルクスワーゲン トゥアレグ −40%

上記の20モデルを選ぶにあたっては公正を期すため、次のモデルは対象から除外した。

・価格10万ドル(約1,142万円)以上で、生産台数が当初から限定的
・発売から間もない
・値引き販売を実施
・2016年中に大幅なモデルチェンジを実施

消費者にとっては明るい面も

「最大の敗者」を決めるための今回の調査の中で、明るいと言える側面があるとすれば、ディーラーが余剰在庫を一掃するため、大幅な値下げに踏み切っていることだ。例えば2016年型モデルのBMW6シリーズ、リンカーンのクロスオーバーSUV・MKTはそれぞれ、5,000ドル、最大4,250ドルの値引きを行っているディーラーがある。

Jim Gorzelany

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