専業主婦でもワーママでも、子育て中のママはとにかく大変! 協力して助け合えればいいですが、なかなかそう上手くもいきませんよね。今回はママ友への親切が裏目に出てしまった苦い経験を友人が聞かせてくれました。

近所のママ友を助けてあげたら

私は幼稚園児の息子を育てながら週に数回パートに出て働いています。

子どもが入園するタイミングで働き始めるママも多いですが、近所のM美というママ友も数年ぶりに職場に復帰して正社員として働くことになったらしく、時々「お迎えに間に合わないからうちの子も一緒にお願いしてもいい?」と頼まれるようになりました。

「きっと復帰直後だから大変なんだろうなぁ」と思い、私は自分のパートが休みの日はM美の子どもも一緒に送り迎えしたり、M美の仕事が終わるまで家で子守りをしたりと、できる限りのことをしてあげていたのですが……

「どうしてもお願い!」と言われたけど……

ある日、M美に「日曜だけど、どうしても仕事を休めないから子どもを預かって!」と頼まれました。
でも、運悪くその日は私は急遽パートに行かなければいけない日で、自分の子どもを実家の両親に預ける予定でした。

そこでM美に事情を説明し、「ごめんね。今日は無理なの」と断ると、なんとM美は「それならうちの子どもも一緒に預けていい?」と厚かましいことを言ってきたのです。

こっちの事情も考えて!

実家の両親も高齢だし、うちの息子1人だけならなんとか面倒を見てくれますが、さすがに赤の他人の子どもまで一緒に預かってほしいとは言えません。
何かあった時に責任も取れないし、本当に無理! とM美に言うと、M美はなぜか逆ギレ!

「私こんなに仕事がんばってるのに、ちょっとくらい手伝ってくれてもよくない?! 子ども1人増えたくらいで何も変わらないでしょ? そもそもパートなんだから休めないの?」と無茶なことを言い出しました。

あまりの言い分にドン引き

その言葉で、完全にM美が私のパートを馬鹿にしていることが分かってしまいました。
できる限り手伝ってあげていたのに、まさかそんな文句を言われるなんて……。

あまりにひどい言い分に私はドン引き。
思わず「私はパートだけど仕事がんばってるよ。それともあなたの中ではパートは仕事じゃないの?」と聞くと、M美はハッとした様子で何も言い返せませんでした。

それ以来、M美とは距離を置いています。

まとめ

仕事内容も境遇も違うのに、人と自分を比べて「私のほうが大変」「私のほうが辛い」と考えるのはナンセンスですよね。ましてや善意で協力してくれている人に逆ギレするなんて、本当に心から感謝していればできないことなのではないでしょうか。大変なので助けてほしいという気持ちはわかりますが、周りもみんな大変で一生懸命生きていることを忘れてはいけませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの