タレント、歌手、映画評論家、作家と様々な顔を持つ島敏光さん(71)に引き続きうかがいます。コロナ自粛は次々と解除されていますが、家で安心して見られるお勧めの映画について。

 「『真夜中のカーボーイ』『俺たちに明日はない』『明日に向かって撃て』などの1970年代のニューシネマと呼ばれるものが、僕は大好きで一度は見て欲しいです」

 ニューシネマといえば、当時の米社会に反体制的な登場人物の心情を投影しています。いま、コロナ禍で“分断”が心配される中で見ると、また違った印象かもしれません。

 「先日、DVDのコレクションから映画『卒業』を観ました。最後にダスティン・ホフマンが花嫁を奪いに行くシーンで、公開当時20代だった私は、ダスティンに感情移入して熱くなっていました。ところが70を過ぎた今、花嫁を奪われる男性の気持ちにも寄り添ってみたり。映画だけに限ったことではありませんが、その時の若さや感性で同じものでも感じることが変わってくるから面白いですね」

 家で過ごす時間が多くなるウィズ・コロナ社会を楽しく過ごすコツは?

 「普段は観ないだろうという映画のチョイスに、意外にも面白い発見がありました。映画を観るにも冒険をしてみると楽しみが増えますね」

 好奇心を持っていろいろなテーマに触れることが若さの秘訣ですね。いつまでも若々しい島さんですが、今年は芸能生活52周年。7月4日には鎌倉でミニライブが開催される予定です。

 「実はコロナの影響が色濃く出始めた2月には、私が作詞をした『川内川あらし』がリリースされましたが、緊急事態宣言となりキャンペーンが出来ずにいました。『川内川あらし』とは九州の薩摩地方に起こる自然現象です。このCDの発売に乗じて私の古いCD『ガラパゴスへの道』の復刻盤が発売になりました。ミニライブで歌わせていただきます」

 ライブに備えて健康管理は?

 「特別なことはなく普段通りにしています。歯が丈夫で食事も楽しめるおかげで病気知らずです」

 レギュラーのラジオもリモート出演ではないスタジオ放送が再開しました。「“元親戚”の林寛子の八王子FM『林寛子のラブリーアイランド』に出演しています。林寛子はSNSでマメに番組情報をアップしているのでご覧いただけると嬉しいです」

 元親戚とサラッというのも島さんならではのユーモア。聴いてみたくなりますね。 (医療ジャーナリスト 吉澤恵理)