【肉道場入門!】貸し切り専門! 大人気焼き肉店「肉と日本酒」の秘密 平日は1日1組

【肉道場入門!】貸し切り専門! 大人気焼き肉店「肉と日本酒」の秘密 平日は1日1組

 谷根千と呼ばれる下町・谷中、根津、千駄木のあたりで「肉」と言えば、以前はハム店としての名前を冠していた精肉店の印象が強かった。

 ところが一昨年頃からこの店の名前がやたらと聞こえてくるようになった。

 その名は「肉と日本酒」(東京都台東区谷中)。

 昨年4月の開店以来、みるみるうちに話題となり、1年以上先まで予約で一杯という大人気焼き肉店だ。

 最大の特徴は「貸し切り専門」という焼き肉店らしからぬ業態。平日は1日1組、土日も昼と夜の2組限定で20人以上から45人までの貸し切り予約のみ受けつける。

 人気の店舗が、いつしか常連中心に貸切のような業態に移行するというケースは時折見かけるが、オープン開始前から貸し切り業態でのスタートを決定済みというケースは珍しい。

 オープン前にこの店の噂を聞いて「毎日毎日、そんな人数で焼き肉店を貸し切りたい人がいるのだろうか」と訝(いぶか)っていたら、この貸し切りの内容が強烈だった。

 ビールや日本酒など店内に置かれた酒が飲み放題+焼き肉を含めたコースで6500円(2時間半)というお値打ち価格。

 日本酒は四谷が誇る名酒店「鈴傳」など4つの酒販店がそれぞれ自社名義の冷蔵庫を店内に置いていて、毎日のように一升瓶のラインアップが入れ替わっていく。

 肉も1人あたり十数種類の焼き肉がコースに組み込まれていて、ほかに前菜から野菜なども。そのほか、ご飯とスープに至ってはこちらも食べ放題飲み放題。日替わりで、カレーや牛丼の具など、丼の「アタマ」も提供されるし、お燗もつけ放題。

 これだけの内容で6500円。人気になるのも当然だ。

 実はこの価格には秘密がある。「肉と日本酒」では酒のサーブをはじめ、サービスをほぼセルフで行う。焼き肉自体、調理の一部を客が請け負うという、世界的にも激レアな飲食業態。だからこそ精鋭とはいえ、少数のスタッフで成立させることができる。

 体験すればわかる。いい店には、客としての喜びと仕事人としての発見がある。

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「大人の肉ドリル」、「新しい卵ドリル」が好評発売中。

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