新型コロナウイルスの感染拡大で、今月26日(日本時間27日)に予定されていた米大リーグの開幕が、いつになるのか分からなくなってきた。

 12日(同13日)に最低2週間延期すると発表して、オープン戦を打ち切り。米疾病対策センター(CDC)による8週間のイベント自粛の要請が出て、5月中旬以降まで再延期された。米メディアでは7月開幕や、1945年以来となるオールスター戦(ドジャースタジアム)中止の可能性が報じられている。

 日本のプロ野球は無観客でオープン戦を実施。10日ほど前までは「対岸の火事」という姿勢だった大リーグだが、急転して徹底的な対策を断行した印象を受ける。

 観戦の楽しみを突然奪われる形になったファンへの対応も早かった。公式サイトの「MLB.com」は各球団の歴史的な試合の無料公開を始めた(https://www.mlb.com/news/classic-mlb-games-to-watch-online)。

 ワールドシリーズやリーグ優勝決定シリーズだけでなく、オリオールズのカル・リプケンがルー・ゲーリッグの連続出場記録を破った試合や、ノーラン・ライアン(当時レンジャーズ)の44歳とは思えない7度目のノーヒットノーランを見ることができる。

 日本選手が活躍しているのは、レイズの2008年ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦。岩村明憲内野手が「1番・二塁」で先発し、球団創設11年目で初のワールドシリーズ進出に貢献した。9回2死一塁でゴロを捕り、そのまま二塁ベースを踏んで、ウイニングボールをポケットに入れるシーンを、覚えている読者も多いだろう。今季からエンゼルスを率いるジョー・マドン監督の采配もさえ渡っている。

 全30試合が飽きない内容。開幕までの「穴埋め」にオススメだ。(サンケイスポーツ編集局次長・田代学)