【勝者のワザ】ジャスティン・トーマス 左足下がりのライからドローボール打ち出すクローズドスタンスと右足の一歩

★トーナメント・オブ・チャンピオンズ優勝

 昨シーズンの優勝者だけに出場権が与えられたトーナメント・オブ・チャンピオンズの最終日、最終組で優勝争いを展開したのは23歳のジャスティン・トーマスと24歳の松山英樹だった。終盤、1打差で迎えた17番でトーマスは松山を突き放す会心の1打を放った。

 左足下がりのライから200ヤードを超えるピンを狙ってのショットだった。そのピンはグリーン左端に近い狭いエリアに立っていた。ピンを狙って左にはずせば崖下の深いブッシュに飛び込むことになる。

 左足下がりの状況では、スライスボールになりやすい。安全策をとるなら、グリーン中央を狙って広いエリアに乗せようとするところだ。トーマスは、この状況でドローボールを打ち、ピンそば1メートルに寄せ、難なくバーディーを奪った。これが、事実上のウイニングショットであった。

 左足下がりのライからのショットでは、2通りの打ち方がある。ひとつは、ライに逆らわず、ややオープンスタンスにしてナチュラルスライスのショットを打っていく方法だ。もうひとつは、クローズドスタンスでストレートか軽いドローボールのショットを打つ方法である。トーマスは、後者の方法を選択した。

 左足下がりの状況では、クローズドスタンスの方が(ターゲットに対して)ストレートにテークバックしやすい。打ち出しはロフトよりも低くなる。そのためにアマチュアは、ボールを上げたくなるものだが、これは絶対にやってはいけないこと。

 低い打ち出しでも、しっかりスピンを入れて、ボールに浮力を与える必要がある。そのポイントは、左足を軸にして右サイドを大胆にターンさせていく動きになる。

 トーマスの1打を再現すると、ボールを打ち抜いた後、右足を一歩飛球線方向に踏み出していた。ターゲットに向かって歩き出すかのような動きであった。これこそ、左足下がりのライからストレートあるいはドローボールのショットを打ち出す決め手といっていい。

 右サイドを大胆にターンした結果が、踏み出した右の一歩。コースで左足下がりのライからのショットを打つ状況になったら、“クローズドスタンス”と“右足の一歩”を思い出し、積極的に挑戦してみよう。

 ■Justin・Thomas 1993年4月29日生まれ。米ケンタッキー州ルイビル出身。祖父、父ともにプロゴルファーで2歳からクラブを握り、ジュニア時代から活躍。アラバマ大卒。2013年プロに転向し、14年に下部ツアーで1勝。16年シーズンの開幕3戦目となった「CIMBクラシック」で米ツアー初優勝。17年シーズンは同クラシック連覇など2勝。今季賞金2位。世界ランク12位。178センチ、66キロ。通算3勝。特技は逆立ち。

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