不調をそのままにせず、病気を早期発見できたことで今がある。早期発見で得たセカンドライフの体験談を集めました。(構成=樋田敦子 イラスト=seesaw.)

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人生楽しまなきゃ。恋人ができました

あれ、赤ワインを飲みすぎたわけでもないのに、なぜ便が赤い?びっくりしました。次の日もまた同様で――。仕事がハードなせいかと思いましたが、怖くなって病院へ。検査で大腸がんが見つかり、後日手術しました。

離婚後、シングルマザーとして2人の息子を育てあげたのに、楽しい思い出のないまま死んではつまらない。これからは我慢しないで人生を楽しみたい。病室から見える富士山にそう誓いました。

復帰した後、行動開始です。誘われてもいつも断っていた職場の男性と飲みに行ってみると、意外にも意気投合。今では週に数回デートを重ねています。前夫は年上だったので、同い年の彼との会話は新鮮。今が第二の青春かな。

(会社員・57歳)

サッカー選手が2人並んで駆けていく!?

母は82歳。日頃からなんでも自分でできますし、何不自由ない一人暮らし。健康で若々しく、離れていても安心でした。

ところが帰省して、母と一緒にテレビでサッカーの試合を観ていたとき、おかしなことを言い出したのです。「サッカーというのはおもしろいわね。よくもあんなふうに、ペアで同じように動けるものね」と自信満々です。それを聞いていた私は「はぁ?」。

翌日、眼科で診察を受けると「白内障です。すぐに手術しましょう」との宣告。物が二重に見えるのはよくある症状だとか。1泊2日の初入院に意気消沈でしたが、退院後にサッカー観戦すると「一人で動くスポーツだったのね」と大笑い。よく見えるようになって、ますます自信をつけました。

(会社員・54歳)