うち飯でカンパイ! 自粛生活でオンライン飲みが全盛の今、ほんのひと手間でこだわりのおつまみを作るのはいかが? 和洋中・エスニックの料理に精通するフードジャーナリスト・野澤幸代さんが、とっておきのお酒とメニューを提案。今回はクレソンとわさび菜、そして酒粕を使ったレシピです。(文・イラスト=野澤幸代) ※本記事は、『幸福の晩酌 胃と心にやさしい94皿 』の一部を再構成したものです。

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辛みとほろ苦さを味わう

イタリアンパセリもルッコラも1束100〜150円。あっ、土のついたたけのこがある! 「掘りたてだから、皮ごと焼いてわさび醬油なんかいいよ」と言い添えて新聞紙にくるんでくれます。


『幸福の晩酌 胃と心にやさしい94皿(電子版)』著:野澤幸代(中央公論新社)

若宮大路を海へ下る左手にある「鎌倉市農協連即売所」は略してレンバイ。朝は地元の人や料理人、午後になると観光客もやってきます。生産者が朝採り野菜を持ち寄るレンバイの歴史は80年余とか。近ごろブームの野菜直販所の大先輩で、鎌倉野菜のブランド化に成功しています。

私がいま注目している葉野菜はからし菜系。赤い葉に切り込みがあるリアスからし菜やツンとした辛みのわさび菜、フリルがきれいなマスタードグリーンなどをサラダに少し混ぜると味がしまります。


純米吟醸酒〈千峰天青〉 湘南唯一の蔵元である茅ヶ崎の熊澤酒造。6 代目が造る天青は、派手さはないけれど飲み飽きないうまみをたたえた酒。天青には他に純米大吟醸、純米酒、特別本醸造がある。吟醸の酒粕は柔らかくて香りが最高!

春だからクレソンも買って、辛みとほろ苦さを味わうのもいいかも。クレソンは柔らかな吟醸酒の酒粕で和えましょう。

お酒はもちろん、この酒粕から生まれた〈天青(てんせい)〉を合わせれば間違いありません。

一度食べればやみつき! おつまみレシピ


クレソンの酒粕和え(イラスト:野澤幸代)

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クレソンの酒粕和え 調理時間 15分/難易度 ★☆☆ 一般的な酒粕は板粕といって硬い板状になっていますが、強く搾っていない、酒がたっぷり残った柔らかい板粕がおすすめ。焼いて醬油か砂糖をかけるだけでも、乙なつまみになります 《材料(2人分)》  クレソン…1束(60g)  酒粕…15g  白味噌…小さじ2  醬油…小さじ1  みりん…小さじ1 《作り方》 (1) クレソンは3〜4㎝長さに、太い茎は2㎝長さに切る。 (2) 酒粕はアルミホイルにのせてオーブントースターで焼き目をつけ、 小さなかけら2かけをあしらい用に取り分ける。 (3) すり鉢に、(2)の酒粕、白味噌、醬油、みりんを入れてよくする。 (4) (3)にクレソンを加えてさっくり和え、器に盛って酒粕のかけらをあしらう。

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