室内にこもっている時間が増え、長く一緒に過ごす家族にストレスを感じてしまう……。そんなときは少しの時間、体を動かして気分転換をしましょう。手軽にできてメンタルに効果のあるポーズを紹介します(撮影=本社写真部)

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1日15分で心身に効果あり

ヨガマットやウエアがなくても、自宅にある食卓の椅子やオフィスの椅子を利用して、気軽に始められるのが椅子ヨガです。9年前に勤務していた介護施設で、椅子を使ったヨガのプログラムと出合い、それを私なりに作り直しました。足腰が弱く床に座るのが困難な方、普通のヨガでは難しく感じる方も、椅子ヨガなら簡単に取り組め、効果を実感できます。

ヨガでは呼吸や自分の内面に意識を集中することを重視しています。呼吸で自律神経を整え、集中してポーズをとることで心に湧いてくる負の感情をいったん忘れ、心の落ち着きを取り戻すことができるのです。ここでは、誰でもひとりで簡単にできて、イライラや気持ちの落ち込みを和らげるようなポーズを紹介しましょう。

呼吸の基本はゆっくり鼻から吸って鼻から吐くこと。それも難しいと感じたら、あまり気にせず、自分が楽な呼吸を心がけてください。ポーズに向かって体を動かしている間も、心地よいと感じるペースを自分で見つけていく作業を大事に。ポーズに合わせて呼吸をするのではなく、呼吸にポーズを合わせるようにしましょう。1つのポーズをキープする時間は3〜5呼吸が目安になります。

椅子は、背もたれがあり、肘かけがないもの、なるべく座面が平らで床と平行なものを使います。お尻が沈み込むソファのようなクッション性のあるものは避けてください。

1日に15分だけ時間を確保して、基本の姿勢から入り、好きなポーズを3、4個実践してみましょう。そのとき、あれこれと考えを巡らせないために、テレビは消し、できるだけヨガに集中できる環境を整えたうえで取り組むと、いっそう効果が期待できますよ。