お盆用の菊が高騰、卸値2倍 開花遅れ、 全国的な高温少雨影響

お盆用の菊が高騰、卸値2倍 開花遅れ、 全国的な高温少雨影響

 全国的な高温、少雨の影響でお盆用のキクの開花が遅れ、福井県内の花屋では高値になっている。花屋でつくる組合によると、店頭価格は例年の1・3〜1・5倍。花屋からは「お墓参りには欠かせないもの。海外産を増やすなどし何とかそろえた」との声が聞かれる。

 福井中央花卉市場によると、7月以降の高温の影響でつぼみから開花しない状態「高温抑制」となり、出荷が遅れた。同市場が卸している小菊の9割以上は奥越産だが、今年の出荷は8割ほどにとどまった。2割はお盆に間に合わず、小菊の卸価格は例年の約2倍となった。主要産地の愛知や長野、茨城などでも開花は遅れ、高騰は全国的な動きという。

 花屋約50店でつくる県花商協同組合の三国哲弘理事長(46)によると、キクが最も売れるのは12、13日ごろ。「ご先祖様の供養のため、品切れにはできない。どの店舗も高値で買い付けている」と話す。お盆に3万本を仕入れる三国理事長の花屋では、中国やタイ、ベトナム産を急きょ増やした。

 坂井市坂井町長屋の生産農家「瀬戸生花」は、例年8月5日ごろに収穫、お盆に合わせ約25万本を出荷しているが、今年は1週間ほど収穫が遅れている。瀬戸誠市社長(46)は「夜の気温も高かった。少雨も影響している」と振り返った。

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