福井家裁武生支部での家事審判で、書類に記載された関係者のマイナンバー(個人番号)を黒塗りしないまま、裁判所が閲覧・謄写を許可し、外部に流出させていたことが2月12日分かった。

 福井家裁によると、個人情報であるマイナンバーが記載された書類は、閲覧・謄写の際に外部へ番号が流出しないようマスキングすることとしている。

 申立人の男性が関係書類をコピーして判明した。男性によると、2019年11月、審判の相手方が提出した書類を武生支部の許可を得てコピーしたところ、3人分のマイナンバーを記載した税関係の書類2枚が含まれていた。20年1月になって武生支部から男性に「(マスキングしたものと)交換してほしい」と連絡があり気付いたという。

 20年1月、支部職員が書類の内容を確認中に分かった。3人には経緯を説明し謝罪したという。

 福井家裁は「マイナンバーは重要な個人情報であり、流出させないよう配慮するべきだった」と認識しており、石川恭司所長は「今後このような事態が発生することのないよう、適切な情報管理について改めて職員の指導、監督を徹底したい」とコメントした。