3年後の北陸新幹線敦賀開業に合わせ、フルマラソン大会の福井県内開催を目指そうと、福井県は2月13日、新年度内に検討委員会を立ち上げる方針を明らかにした。杉本達治知事は同日の当初予算会見で「実現できそうという感じはある。全国から(大勢の人が)集まって評判となる大会にしたい」と意気込みを語った。

 近隣県では石川県や富山県が新幹線開業に合わせてフルマラソン大会を開催している。県内では2009年を最後にフルマラソン大会は開かれていない。20年度に新規開催予定の県を含めると、福井は全都道府県で唯一、大会がない。県ではフルマラソン大会を開くことで、交流人口の拡大と県内スポーツのさらなる振興が期待できるとしている。

 検討委では開催の実現性を含めて、時期やルート設定、資金面や交通規制、競技運営やおもてなしボランティアなどさまざまな課題について話し合っていく。

 県内の各マラソン大会で競技運営に携わる福井陸協の木原靖之専務理事は「全国でフルマラソン大会が乱立する中、どういう魅力を持たせるかが一番大事。課題は多く、一つ一つ検討していく必要がある」としている。

 フルマラソン大会の県内開催をめぐっては19年2月、愛好家らが「福井で、みんなでフルマラソン委員会」を設立。同年4月に福井市中心部を発着点に試走会を開催した。今年1月下旬、杉本知事にフルマラソン大会開催を求める要望書などを提出している。