福島県浪江町を流れる請戸川で子どもたちがアユの稚魚を放流した。
5月12日、請戸川で行われた稚アユの放流体験。
浪江町の初夏の恒例行事で原発事故以降途絶えていたが、去年から再開された。
この日は地元の子どもたち30人ほどが参加し、漁協が用意した約5000匹の稚魚をバケツで丁寧に放流した。
参加した子どもたちからは「(アユの稚魚が)とっても小さくて可愛かった」「半年間ですごく大きくなってほしいという気持ちで放流した」という感想が聞かれた。
室原川高瀬川漁業協同組合の小野正信代表は「子どもたちの感性、そして子供たちの目の輝きを見ると、この体験会を継続して良かったという思いでいっぱい」と話した。
アユは体長20センチほどに成長したのち、9月頃に産卵のために請戸川に戻ってくるという。