異例、工藤監督の「独断」で決定 ホークス新スローガンに込めた思い

異例、工藤監督の「独断」で決定 ホークス新スローガンに込めた思い

2015年「熱男」で日本一→2016年「熱男2016」でV逸、反省から一新

 2年連続日本一を狙うソフトバンクは13日、ヤフオクドーム内で会見を行い、2018年シーズンのスローガンが「もう1頂!」(もういっちょ!)に決まったと発表した。

 日本一となった2017年のスローガン「1ダホー!」の「1」は踏襲しながらも、一新されたスローガンとなり、工藤公康監督は「もう1度力を合わせて、日本一を目指そう、連覇というのではなく、1つ1つの積み重ねが優勝に繋がる、1つ1つ戦っていくという気持ちが込められている」と語った。

 例年のスローガンの選考は球団側が数多くの候補を提示し、これを工藤監督らが吟味してきていた。ところが、今季は「候補はあまりなかったです」という。

 球団からのヒアリングを受けた際に指揮官は「もう1度」というのをキーワードに設定。「私がコレでいきましょうと。デザインは進化しましたが、言葉は私のほぼ独断で決めさせていただきました。勢いが出そうなほうがいいかな、と。スポーツは気持ちとか勢いは大事だと思うので。『もう1頂!』なら使いやすい、親しみやすいかなと」。デザイン等のブラッシュアップは行われたが、指揮官の強い思いもあって、言葉自体はすんなりと決まったという。

「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い」

 例年、他球団とは一線を画したキャッチーなスローガンを掲げるソフトバンクだが、苦い経験からも、今回はスローガンを一新させた。2015年に「熱男」で日本一となり、翌2016年も継続させた「熱男2016」で連覇を狙った。ところが、日本一に大逆転を許しての世紀のV逸を喫した。決してスローガンが原因ではないものの、「一昨年勝てなかったということもありますし、しっかり足元を見て、積み重ねて、積み上げていこうという強い思いがここには入っています」と工藤監督は言う。

「連覇というよりも、イチからやっていこうという思い。奢ることなく、しっかり前を向いて進んでいこうと。強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い。結果を出してこそのプロ野球。選手も浮かれることはないと思うけど、去年は去年、今年は今年。去年の栄光は過去のものなので、初心に戻ってイチからやらないといけないと思っている」

 2年連続日本一を目指すソフトバンク。「もう1頂!」のもとで、初心に帰って頂点を目指す。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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