山崎康は守護神を守り抜けるのか? どうなるDeNA「勝利の方程式」

山崎康は守護神を守り抜けるのか? どうなるDeNA「勝利の方程式」

どうなるDeNA「ヤスアキジャンプ」、守護神死守へ必要なものとは

 今季19年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指すDeNA。ラミレス監督は開幕投手に3年目の石田を指名し、井納、今永を加えた3人を柱とした先発陣の構想を着々と進めているが、もう一つの課題が救援陣の整備だろう。

 昨季CS進出の原動力の一つとなったのが、ブルペン陣の奮闘だ。田中、須田からセットアッパーの三上、クローザーの山崎康につなぐという形が確立され、勝ちパターンができ上がった。一方で、課題が残ったことも事実。最も大きなポイントは、山崎康が夏場に陥った不振だ。

 8月上旬に4連投ですべて失点し、計10失点。指揮官はカードや球場ごとの相性を重視し、防御率が悪かった肝心の本拠地・横浜スタジアムで一時、抑えから外すなど日替わり守護神を強いられた。

 結果的にその日、誰が抑えをやるか試合終盤までわからない状況が続き、ブルペン陣全体に少なからず負担が広まった。シーズン終盤には田中が調子を落とし、須田が故障で離脱した。山崎康も史上初の新人から2年連続30セーブとなる33ーブをマークしたが、防御率は1年目の1.92から3.59と悪化し、決して満足のいくシーズンではなかった。

 通常、監督、投手コーチは9回から逆算して継投の配置を固めていく。肝心のクローザーが不安定では全体の構想が崩れてしまう。球団幹部が「去年と同じ状態だったら、抑えには使えない」と指摘するように奮起が求められるが、復活へのポイントは何か。一番は「脱・ツーシーム頼み」で投球の幅を広げることだ。

 山崎康は投球を直球と代名詞のツーシームで組み立てる。夏場はストライクからボールに落ちる球を見極められ、ストライクゾーンに入った球を痛打される場面が目立った。圧倒的な威力を誇る球種だけに依存度が大きい分、キレが落ちると、抑えることが困難になってしまう。もちろんシーズン通して好調を維持できればいいが、そう簡単にはいかない。

ライバル加入が刺激に…須田&田中の疲労、左投手の出現もカギ

 昨年はキャンプで目先を変えるためカーブの習得に乗り出したが、シーズン中に効果的に使うまでには至らなかっただけに、よりステップアップが求められるだろう。

 球団は山崎康と同じくクローザー候補として、昨季ワールドシリーズを制したカブスに在籍したパットンを獲得。本人は「去年、今年も同じポジションをやらせてもらっているので、渡したくはない」と対抗心を燃やしており、ライバル加入も復活への一助になるかもしれない。

 山崎康以外にも課題はある。昨季、大車輪の活躍を見せた須田は62試合、田中は61試合と従来の自己最多を大幅に更新する登板をこなし、疲労の反動の可能性もある。加賀、小杉、藤岡といった中堅組に尾仲、進藤らルーキーの底上げも必要になってくる。

 また、ワンポイントでも重要となる左投手ではザガースキーが退団し、田中以外にもう1枚欲しいところ。先発か中継ぎか流動的な砂田、さらに林、大原、福地、野川ら候補がいるが、まだ定まっていない。春季キャンプからオープン戦にかけて見極めていくことになる。

 ハマスタの名物の一つといえば、9回に山崎康がリリーフカーに乗って登場する際にスタンド全体で沸き起こる「ヤスアキ・ジャンプ」。盤石の継投で大合唱を呼び、勝ちゲームを確実に拾えるか。ブルペン陣の奮起が、見ものになる。

関連記事

おすすめ情報

フルカウントの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

スポーツ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索