「これが当たり前、これが普通と考えられれば、そんなにバタバタしない」

 西武から海外FA権でレッズに移籍した秋山翔吾外野手は16日、メジャー1年目の今季に向けて、“不動心”をテーマに掲げた。静岡・下田市営総合グラウンドで行っている合同自主トレを公開。2月からプレーはもちろん米国での慣れない環境に舞台を移す。「とにかくビックリしないこと。言い訳は許してくれない世界だと思っている。何事にも驚かないこと」と言い聞かせるように話した。

 神奈川・横須賀市出身の秋山は高校時代に横浜創学館でプレーし、大学は青森の八戸大(現・八戸学院大)へ。2010年ドラフト3位で西武入りして9年間プレーした。1年目の11年から1軍で110試合に出場し、15年には歴代最多シーズン216安打を記録。最多安打4度と日本球界を代表する安打製造機に成長したが、プロ入り当初は“苦労”の連続だったという。

「アマチュアからプロに入った時も順応、対応は簡単ではなかった。環境が違うので。八戸から出てきて、いきなり所沢に住むということ、プロの世界でずっと試合をやるということに関して、1年間やってみないと分からないこともあった」

「(メジャーでは)まず各地どの球場に行くのも初めて。とにかくビックリしないこと。言い訳にさせてくれるんだったらいいんですけど、それは許してくれない世界だと思っている。何事にも驚かないこと。これが当たり前、これが普通と考えられれば、そんなにバタバタしないかなと思います」

 レッズはメジャー30球団で唯一、日本人選手がプレーしたことがない。 秋山は入団会見で「日本人がメジャーリーガーとして在籍していないのは大きかった」と語っていた。米アリゾナ州グッドイヤーで行われるスプリングトレーニングは2月18日(同19日)から。どんなアクシデントにも動じず、日本人メジャー未開の地を切り開く。(小谷真弥 / Masaya Kotani)