甘く入った直球を大田に打たれ右飛も「あれはホームラン」

 日本ハムの吉田輝星投手が15日、沖縄・国頭で行われた紅白戦に紅組の先発として今季初めて実戦のマウンドに上がった。西川、大田、近藤の主力打者3人を11球で片付けた。

 昨秋のキャンプで右肘に違和感を訴え、今キャンプは2軍スタートだった吉田輝が、復帰戦でいきなり魅せた。先頭の西川を135キロフォークで空振り三振、2番の大田を149キロ直球で右飛、3番の近藤を147キロ直球で中飛に打ち取った。「内容はどうこうありますけど、結果的に3者凡退に抑えられたことは復帰登板としては自信になりました」とうなずいた。

 白組先発のドラフト1位ルーキーの河野竜生投手が最速149キロをマークして1回パーフェクト、2三振を奪った直後の登板。「(河野投手が)2つ三振を取っていたので、できれば3つ三振を取りたいなとちょっと思ったんですけど」。ニヤリと笑った後で「復帰登板なので、力まずに。まずストレートをどれだけいいボールに見せられるかだけを考えました」と振り返った。

 大田に投げた直球は甘く入り「またか! と思った」と2年連続被弾を覚悟したが、結果は右飛。「あれはホームラン。真ん中くらいだと思います」と制球ミスを反省したが、トータルでは収穫の方が多かった。

「(西川)遥輝さんが初球たぶん真っすぐを狙っていてスイングにきたんですど、空振りを取れたし、近藤さんも遅れてファウルだったので、今の段階ではすごく良かったかなと思います」と直球への手応えを口にした。「うまく力みながら投げることができたし、肘も痛くなかったし、変化球もしっかり腕が振れるようになってきた。課題と言えば、細かいコントロールだけ。試合が楽しく感じました」と充実の笑みを浮かべた。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)