専門家グループ座長「4月の遅い時期に目標を定めて頂きたい」

 日本野球機構(NPB)は23日、「第4回新型コロナウイルス対策連絡会議」を東京都内で開いた。最短で4月10日とされていたプロ野球開幕について、専門家チームは「4月後半」以降が望ましいとの認識を示した。座長の賀来満夫・東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授(東北大学名誉教授)は「大規模イベントの早期開催は難しい状況。できる限り遅らせて頂きたい。個人的には4月後半にやって頂きたい」と見解を示した。

 賀来氏によると、日本での新型コロナウイルスの感染状況は「第一波から第二波」に転じた状況。日本国内では感染者数を抑えられているが、欧米での感染拡大により帰国者から患者が新たに発生している。「あと2週間程度は状況を見なければいけない」と話した。

 今後2週間で感染者が増えれば、4月10日開幕は到底不可能。状況をにらみながら最短で4月下旬開幕で準備を進めるのが“最短ルート”というわけだ。「4月のできるだけ遅い時期に目標を定めて頂いて、あと1か月あるので十分な準備期間として充てていただきたい」と賀来氏は語った。

 NPBの斉藤惇コミッショナーも同じ認識のようだ。「今の状況なら場合によっては4月後半かなと思っている」と述べた。

 少なくとも現状を維持できれば4月下旬に開幕へ。野球ファンならずとも、公式戦が待ち遠しい。(片倉尚文 / Naofumi Katakura)