ローレンスは昨年広島でプレー、今季はツインズ傘下マイナーに在籍している

 メジャーリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スプリングトレーニングが中断し開幕も大幅に遅れることになった。米ペンシルベニア州の地元紙「ヨーク・デイリー・レコード」は昨季広島でプレーし、今季はツインズ傘下マイナーに在籍する地元出身右腕ケーシー・ローレンス投手らを特集。事態を前向きにとらえながらも「今は節約しないといけない」と不安な胸中を吐露している。

「ヨーク・デイリー・レコード」は「(開幕延期で)全ての野球選手が不安定な状態になったことは間違いないが、将来や経済面で最も不安を感じているのはマイナーリーガーか、もしくはメジャーリーグの端にいる選手だろう」と指摘。ローレンスについてリポートしている。

 開幕延期のニュースを聞いたとき、ツインズ傘下のマイナーリーガーのケーシー・ローレンスは、スプリングトレーニングのため米フロリダ州フォートマイヤーズにいた。状況が急激に悪くなっているのは分かっていたので、スプリングトレーニングがキャンセルになったことには驚かなかったが、あまりに突然だったと感じたという。

「調子が良かったので、全てが中断するなんてことは最も起こってほしくないことだった。でも、僕がコントロールできることではない。もっと大きく物事を考えないといけないと思った。これは健康に関わる大問題で、誰にでも感染するリスクがある。そんな中、大勢の人とロッカールームにいるべきではないよね」

「今のところは大丈夫だが、これからのこともあるし今は節約しないといけない」

 ローレンスはマイナーリーグで7年間過ごした後、2017、18年にブルージェイズとマリナーズで計38試合に登板。そして昨季は広島でプレー。僅か1試合登板で0勝1敗、防御率10.80に終わり、戦力外となった。今年1月にツインズとマイナー契約を結んだ右腕は、MLBのロースターに入ることを願っている。「いい感じで来ていたから、(中断したことで)それを失いたくない」と記事内で語っている。

 ただ、32歳の右腕はこれが原因でメジャーへの道が閉ざされたとは考えていないとも語っている。「いつも前を見ているんだ。野球を永遠にプレーすることは出来ないが、幸いここまでは怪我なくやってこれた。これからも、なるべく長くプレーしたい」。現在は父親とキャッチボールをするなどして、来るべき日に備えているという。

 記事は開幕延期による、マイナーリーガーの経済問題についても言及。ローレンスは、プロとして経験が長くあり、他のマイナーリーガーと比べると経済的な状況は悪くはないというが、それでも、彼はいろいろ考えてしまうという。

「ずっと長い間倹約してきたし、昨年は日本でプレーした。(経済的には)今のところは大丈夫。ただ、これからのこともあるし、今は節約しないといけない」

 記事は、こんな不安定な状況の中でも、選手はなるべくポジティブになろうとしていると指摘。あらゆる問題が解決されるためにも、1日でも早い開幕が待たれる。(Full-Count編集部)