福田光は高校、大学でいずれも主将を務めたリーダーシップの持ち主

 ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木朗希投手が24日にプロ入り後初めて打撃投手を務め、いきなり最速157キロを計測して周囲の度肝を抜いた。一方で、このフリー打撃で佐々木朗に1発を浴びせて一躍名を上げたのが、同期でドラフト5位入団の福田光輝(こうき)内野手(法大)だ。

 佐々木朗との“対戦”後、「ボールが小さく見えました」、「打席に入る前、投球練習を見て『怖いな。当てられたら嫌だな』と思いました」とユニークな表現で衝撃を語った福田光だが、15球中、左中間席に運んだ柵越え1本をはじめ、ヒット性の打球を6本放ったのだから大したもの。左打ちながら「引っ張れる気がしなかった」と言う通り、全てセンターから左方向の打球だったが、決して当てただけでない力強いスイングだった。

 練習試合、オープン戦を通じて三塁、遊撃、二塁、一塁と内野全ポジションで起用されたユーティリティ。このあたりは、今月10日に電撃入団が発表され現在2軍で調整中の前阪神・鳥谷敬内野手とキャラが被る。もっとも福田光は、鳥谷がプロで守ったことがないというファーストでも出場しているのだから、1枚上といえるかも。

 身長176センチでプロでは小柄な部類。だが、14日の中日戦で1試合2本塁打を記録するなどオープン戦3発を放ち、意外なパンチ力も披露した。「たくさん試合に出していただき、いろんな打席、いろんな守備位置を経験できている。(現時点で1軍公式戦開幕に設定されている)4月24日に気持ちも技術も合わせていきたい」と意気軒昂だ。

 高校2年時に夏の甲子園で全国制覇、そして法大3年の秋には東京六大学で優勝を経験。高校でも大学でも主将を務めたリーダーシップの持ち主でもある。佐々木朗との対決は開幕1軍&レギュラー奪取、さらに知名度アップへ向けても、有効なアピールとなったはずだ。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)