バースは4選手の中で80%もの得票を集めるぶっちぎりのトップ

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期となっているプロ野球。なかなか開幕が訪れずに“野球ロス”になっているファンの方々も多いだろう。そんなファンの人たちに少しでも“野球ロス”を埋めていただきたく、Full-Count編集部ではファンの人たちと一緒になって楽しめる企画を検討してきた。

 そこでツイッター上では12球団の“歴代最強助っ人”アンケートを実施。編集部の独断で各球団の助っ人投手、助っ人打者で特に印象深い選手を4人ずつ選出(NPB他球団からの直接の移籍加入選手は除いた)。そこからファンに投票してもらい“歴代最強助っ人”を決定した。第10回は阪神編だ。

 1935年に大阪タイガースとして生まれた阪神は、巨人に次ぎプロ野球で2番目に歴史のある球団だ。球団が誕生して、実に85年。それまでに数々の思い出深い助っ人がプレーしてきた。候補者を選ぶのも難しかったが、その中でファンが選んだトップは投手がランディ・メッセンジャー、野手がランディ・バースの“Wランディ”だった。

 マリナーズからFAとなり、2010年に阪神に入団したメッセンジャー。入団当初はリリーフとして起用され、さらには外国人枠の問題でファーム落ちも経験した。そこで先発に転向すると、これが大きな転機となった。1年目は5勝止まりだったが、2年目には12勝をマークし、阪神のエースとなった。

 そこからの活躍はファンならご存知の通り。4年連続で2桁勝利をマークし、2014年には13勝で最多勝も獲得。2013年、2014年は2年連続で最多奪三振のタイトルも獲得した。9勝だった2015年を挟み、2016年から再び3年連続2桁勝利。昨季で惜しまれながら現役を引退したが、NPB通算98勝、日米通算では102勝をマークした。メッセンジャーに次ぐ2位は「JFK」の1人として活躍したジェフ・ウィリアムス、64歳で3日に亡くなったことが明らかになったマット・キーオは、ジーン・バッキーと共に7%の得票だった。

 野手はもちろん、この人以外にいないだろう。2年連続3冠王のランディ・バースだ。実に得票率は80%。2位のマット・マートンが16%で64%の大差をつけたぶっちぎりのトップだった。

 1983年に阪神に入団したバースは掛布雅之、岡田彰布らと強力なクリーンアップを形成。1年目からいきなり35本塁打を放つと、3年目の1985年には打率.350、54本塁打134打点で史上6人目の3冠王に。さらに翌1986年にはNPB歴代最高打率となる.389、47本塁打109打点で2年連続の3冠王を成し遂げた。

 1985年と1986年にはパ・リーグで落合博満も2年連続で3冠王となっており、セパ両リーグでの3冠王誕生というプロ野球の長い歴史でもこの例しかない偉業が2年連続で達成された。また、バースは掛布、岡田と共に伝説の“バックスクリーン3連発”を記録するなど、記録にも記憶にも残る助っ人だった。

 2位だったマートンは2010年に入団すると、いきなりイチローの持つシーズン最多安打記録を塗り替える214安打を記録。その後も首位打者1回、最多安打3回と活躍し、2015年まで6年間、阪神でプレーした。セシル・フィルダーとトーマス・オマリーはそれぞれ2%の得票だった。(Full-Count編集部)