元ソフトバンクのミランダは地元紙「台湾タイムス」でインタビューに応じた

 昨季までソフトバンクで活躍し、現在は世界に先駆けて4月12日に開幕した台湾プロ野球の中信兄弟で奮闘中のアリエル・ミランダ投手が、地元紙の単独インタビューに応じている。日本をはじめ各国のプロ野球リーグが開幕できないでいる中、新型コロナウイルスの感染拡大を最小限にとどめ、無観客ながら開幕に踏み切った台湾。ミランダは本拠地・台中での開幕戦に先発し、記念すべきリーグの“第1球”を投じて世界中から注目を浴びた。

 ミランダは地元紙「台湾タイムス」のインタビューに対し、スペイン語の通訳を介して「全てのことが素晴らしい。特にチームメートは、僕にとても良くしてくれていますし、クラブハウスの雰囲気はとてもアクティブで、情熱的です。感心しています」と答えている。

 ミランダは31歳の左腕。出身地キューバのリーグでキャリアを積んだ後、米国に亡命。2015年にオリオールズとマイナー契約を結び、翌16年にメジャーデビュー。同年7月にマリナーズに移籍し、メジャー通算13勝(9敗)を挙げた。18年7月にソフトバンクと契約し、同年は先発要員として6勝1敗。19年は7勝5敗、防御率4.19の成績で、シーズン終了後に自由契約となった。今季は自身4か国目のプロリーグとなる台湾に新天地を求めた。

「ここまで、僕のキャリアにハイライトというべきものは特にありませんが、あえて言えば、アメリカでプロとしてスタートしたこと。その後日本に行ったこと。そして、世界で唯一プレーしている台湾でプレーする機会を与えられたことでしょうか。いまプレーできるのは本当にありがたいことだと思っています。そこは強調したいです」

 台湾プロ野球では「楽天モンキーズ」が観客席にマネキンや人型ロボットを配置。ツイッターでは英語中継を行うなど、海外の野球ファンからも注目されている。さらに新型コロナウイルス感染拡大が抑えられているとして、8日から観客を入れて公式戦を開催すると発表した。観客は1000人を上限とし、氏名の申告やマスク着用、検温を求めるなどの対策を講じる。ミランダは「もちろん、ファンの前で投げるのを楽しみしています。プロ野球選手とチームには、ファンのサポートが必要です。その日が来るのを、とても楽しみにしています。もうすぐだと思います」とファンの前でのプレーを心待ちにしている様子だ。

「世界中の全ての野球ファンの皆さん、安全に気を付けて下さい。新型コロナウイルスの影響は誰にとっても辛いものです。なるべく早く、これを乗り越えることができますように。台湾の中信兄弟のファンの皆さん、ステイホームで、テレビで見てください。出来る限りのサポートをよろしくお願いします」。世界4か国でプレーしたミランダは熱く呼びかけている。(Full-Count編集部)