通算1000得点と350二塁打は2000安打よりも達成が少ない

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっている日本のプロ野球。政府が発出した緊急事態宣言が延長され、新たな開幕が見通せない状況が続いている。3月20日の予定だった開幕は2か月以上延期となることが確実で、交流戦の中止も決定。試合数も143試合から125試合まで減少することが決まった。

 開幕延期と試合数削減により大きな影響を受けるのが、選手の通算記録だ。今季は巨人の坂本勇人内野手が史上最年少での通算2000安打達成がかかるシーズンだった。昨季までに1884安打を放ってきた坂本。7月29日までに残る116安打を放てば、榎本喜八の持つ31歳7か月16日の史上最年少記録を更新するはずだった。

 5月9日の段階で開幕は決まっておらず、早くても開幕は6月半ばとなりそう。7月29日までにはどれだけ試合を消化しても40試合程度で、116安打を放つことは不可能と言えるだろう。史上最年少での2000安打が限りなく困難となった坂本だが、今季はこれ以外にも節目の記録にいくつも手を届かせようとしている。

 2000安打はこれまでに52人が達成しているが、実はこれよりも達成者が少ない大記録にも坂本は近づいている。その1つが通算1000得点。昨季、達成した阪神・福留孝介が史上42人目で、坂本はそれに残り17得点としている。昨季は103得点をマークしており、開幕を迎えれば今季中の達成は確実だろう。

 もう1つが通算350二塁打だ。こちらは昨季、巨人の阿部慎之助捕手(現2軍監督)、ソフトバンクの内川聖一内野手が到達し、達成者は43人になった。坂本は現在348二塁打。残り2本としており、うまくいけば開幕戦で達成する可能性もある。阿部や内川が昨季達成したことを考えると、まだ31歳の坂本がどれだけ早いペースかはよく分かるだろう。

 この他にも過去59人しか達成していない3000塁打、過去63人しか成し遂げていない250本塁打にも迫る坂本。3000塁打まで残り57塁打、250本塁打には27本塁打としており、こちらも今季中に達成は十分に可能だ。2007年に巨人入りし、プロ14年目を迎えた2020年。坂本にとって今季は記録ラッシュの1年となりそうだ。(Full-Count編集部)