実戦復帰でいきなり150キロ 西武高橋光、離脱中に手にした確かな財産

実戦復帰でいきなり150キロ 西武高橋光、離脱中に手にした確かな財産

2軍の日ハム戦で復帰、「不安」の中で好投「めっちゃホッとしました」

 5月末に右肩の違和感で戦線離脱し、2軍調整が続いている西武の高橋光成投手が9日の日本ハム戦で実戦復帰を果たした。8-0とリードする6回から登板し、3イニング3安打1本塁打1失点5三振、45球にまとめた。「全部の球種を試したかった。全球種を使って、とにかく何が何でも打者を抑えられるようにと思って投げました。自分では、今日はどの球種もよかったと思います」。自身も納得の投球だった。

 約2か月半ぶりの実戦マウンドだけに、「不安も少しありました」と、胸の内を明かす。だが、「最初にしては腕も振れていたし、良いボールもいっていたと思います」。特に7回、3人目の打者・渡邉諒を遊撃ゴロに打ち取った直球は、150キロを計測し「自分でもビックリ」。一方で、「今は、球速よりも、質にこだわってやっていきたいと思っています」。己にとって、1軍復帰のためには、何を最優先とすべきかもしっかりと理解できている。

「良い球はあった。あとは、どんどん精度を高めて、1軍で通用するように投げていきたい」。まずは、ゲームに復帰できたこと、アクシデントもなく、無事に与えられたイニングを投げられたことに「めっちゃホッとしました」と、屈託のない笑顔を見せた。

 これまでの野球人生の中で、骨折以外では、ここまで長い期間の離脱は初めてだという。「投げられそうで、投げられない。気持ち的に、すごく辛い思いをしていました。でも、その分、肩のことについて、自分でもしっかりと知ろうという気持ちが強くなり、勉強もするようになりました。それは、今後野球をやっていく上で大事なことだと思いますし、そういった意識的な部分が大きく変わったという意味では、この期間は、とても良い時間だった」と、プラスに捉えているという。

 肩の痛みも全く心配はなく、これからは、ただただ状態を上げていくのみ。「やっと投げられるようになりました。まだ後半戦はあるので、しっかりと2軍で調整し、結果を残して、少しでも1軍でチームの力になりたいです」。1軍マウンドへ、思いを馳せた。(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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