苦しむダルビッシュ攻略できず 敵将は粘りに“脱帽”「崩れそうだったが…」

苦しむダルビッシュ攻略できず 敵将は粘りに“脱帽”「崩れそうだったが…」

1点差の4回に投手に代打を出すも“不発”、直後に救援陣が乱れ「不運にも…」

 ドジャースのダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、今季8勝目(9敗)を挙げた。5回5安打10奪三振2四球2失点(自責2)とゲームを作ったが、制球に苦しみ、Dバックス打線相手に5イニングで106球を要する粘投を強いられた。日本人右腕を攻略しきれなかった敵将トーリ・ロブロ監督は「崩れそうに見えたが…」と悔しさを滲ませている。試合はドジャースが8-6で勝利した。

 デビュー2戦連続で2桁奪三振を記録という球団史上2人目の快挙を達成したダルビッシュだが、この試合の勝負の分かれ目は4回裏に訪れた。

 この回、ダルビッシュからJ・D・マルティネスのホームランで1点差に追いあげると、Dバックスはさらに2死一、二塁の好機を作った。ロブロ監督は4回3失点の先発バンダの打席で代打ブランドン・ドゥルーリーを投入。だが、この采配は裏目に出た。ドゥルーリーは三振。直後の5回から投入した救援のバレットは3安打2失点と崩れ、ドジャースに余裕を与えてしまった。

 試合後の記者会見で、粘るダルビッシュを攻略できなかったロブロ監督は憔悴した表情だった。

「ダルビッシュに対して、我々がラインナップを変えるチャレンジをすべき状況だと私は感じたんだ。彼は多少崩れそうに見えた。試合をオープンに切り崩すチャンスだと感じたんだ。不運にもうまくいかなかったが…」

 4回はダルビッシュ攻略の最大のチャンスだったと指揮官は回顧。確かに、長打が出れば逆転の絶好機だったが、地元紙「AZセントラル」によると、右打者のドゥルーリーは最近当たりが出ていなかったという。7月1日からは打率.219と苦しんでいたというデータも紹介している。

「右対右というのは典型的なマッチアップとは言えない」も…

 それでも、指揮官は自身の選択に後悔を示さなかった。

「数字的にはブランドンが活躍する多少、前向きな傾向を示していたと思う。打席ではクオリティを示していた。チーム内部のことで確信したことがあったので、起用に至った。不運にも機能しなかった」

「右対右というのは典型的なマッチアップとは言えない。しかし、ブランドンは打ってくれると思った。何球か粘った。打席ではクオリティを見せた」

 当たりの出てない右打者を代打で日本人右腕にぶつけたが、“不発”に。必死に前を向いた指揮官だが、結果的には2失点とダメージを最小限に留め、苦しい中でも真価を見せたダルビッシュを攻略できず、無念さのにじむ“敗者の弁”となってしまった。(Full-Count編集部)

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