ヤンキースは田中にクオリファイング・オファーを提示するのか…他球団の評価は不変

 ヤンキースの田中将大投手は今季で7年契約を終えオフには初のFAとなる。残留か移籍か、その去就に注目が集まる中、地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は他球団の幹部が「素晴らしいローテーションの選択肢となる」と評価していることを伝えている。

 球団が契約延長を希望する選手に対して優先交渉権が与えらえるクオリファイング・オファー(QO)の今オフの金額は年俸1890万ドル(約20億250万円)に決定。ヤンキースでは打率.365で首位打者を獲得したDJ・ルメイヒュー内野手、田中、そしてジェームス・パクストン投手が今オフにFAとなる。

 記事ではルメイヒューについては「悩む必要がない」と断言しQOを提示し、拒否されたとしても残留させる必要性があることを言及。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で各球団の収益が大幅に減少し、来シーズンも見通しが立っていないことからヤンキースは田中、パクストンに対してはQOのオファーを躊躇する可能性も指摘している。

 その中でヤンキース在籍7年間ではデビューから6年連続2桁勝利をマークするなど174試合に登板して通算78勝46敗、防御率3.74の成績を残した田中についてはQOの1890万ドル(約20億250万円)よりも少ない年俸で残留させられるかどうかが焦点になるという。

 今シーズンのポストシーズンでは2試合で計11失点と期待を裏切る形となったが、ア・リーグの球団幹部は「今年のポストシーズンまではヤンキースで一番のビッグゲーム投手とされていたタナカには年俸1200万ドル(約12億6000円)〜1400万ドル(約14億7000万円)の2年契約なら……」と実績ある右腕に注目。

 今季のポストシーズンでの投球内容は“別物”と考えているようで「それほど衰退のようには見えなかった。彼はまだ競争力を持っており、適応することができる。若手投手が成長する中、素晴らしいローテーションの選択肢となる」と語り、評価は不変であるようだ。

 ヤンキースは勿論のこと、ライバル球団たちからもFAとなる日本人右腕は大きな注目を浴びている。ピンストライプのユニホームを着て再びワールドシリーズ制覇を目指すのか、それとも他球団に移籍か……。今後も田中の動向に注目が集まりそうだ。(Full-Count編集部)