報道番組に喝!【NEWS WATCHING】59 NHKの受信料判決 情報系、報道系の殻を破りオリジナルを突き詰めてはどうか?

放送法が求める
放送番組種別の公表とは

 今回はピンチヒッターなので、いつもとはちょっと違った視点で。「報道」番組とひと口で言っても、とりわけ民放の場合、その幅は相当に広い。放送法はご丁寧にも、各局に「放送番組の種別」を公表するように求めているが、この自主公表資料によると、放送各局は実に多くの報道番組を放送していることになる(なお、この公表制度自体は通販番組の総量規制を企図して、嫌がる放送界を無理やりねじ伏せて導入されたものであるが、実質的な意味が如何ほどのものか、筆者には理解できない)。

 例えば最新公表データである2016年下期の放送時間を見ると、NHKが総時間168時間中、多い週で90時間近くが報道番組であることはまだ想像に難くないが、民放でも総じて40時間程度は番組種別でいうところの「報道」番組を放送していることになっている。ちなみに、民放の場合はNHKとほぼ同じ総放送時間のうち、約6分の1はCMであるし、便宜上番組換算の通信販売を除けば、実に番組の4分の1が報道ということになる(ちなみに一番比率が高いのは「娯楽」である)。

 だからこそ、というべきなのか、民放各局が自ら「報道」に色分けする番組は千差万別だ。それはまさに、日本のテレビ局の多様性なり番組制作能力の高さというべきなのかもしれないが、こうした「なんでもホードー」状態が、報道の一線を危うくしている面があることに、放送人自らが常に自覚を持つことが必要だ。具体的に言えば、ストレートニュース系の番組から、報道系あるいはニュースショーとして親しまれている当欄の主たる検証対象でもある夜時間帯の番組を除き、おおよそ朝から夕方までは、ほぼすべて「報道」系番組というのが実態であるからだ(なお唯一テレビ東京は、「報道+娯楽」といった相乗り系番組がほとんどない番組編成である)。


GALACの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

いまトピランキング

powered by goo いまトピランキングの続きを見る

エンタメ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

エンタメ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索