Blizzard Entertainmentが開発・提供するデジタルカードゲーム『ハースストーン』のフェニックス年新拡張第2弾となる「魔法学院スクロマンス」が、8月7日に正式リリースされることが先日発表されました。

7月31日には魔法学院スクロマンスの事前試遊イベント「セオリークラフト」が実施され、多くの著名なプレイヤー達が一足先に新拡張をプレイ。この度、Game*Sparksも”体験入学”に参加、名門魔法大学で学べる様々な学問を予習してきました。本記事では、新拡張で追加される新要素を振り返りながら、先行体験の内容をお届けします!

◆異なるクラスの強みが1枚に!? デュアルクラスカード
最初は「魔法学院スクロマンス」で追加される新要素について触れていきましょう。1つ目の新要素は「デュアルクラス」カードです。デュアルクラスカードは、1枚のカードに2つのクラスの強み・特徴が与えられている強力なカードです。「魔法学院スクロマンス」でリリースされる135種類のカードのうち、40種類がデュアルクラスカードとなります。

デュアルクラスの組み合わせは以下の10種類です。
ドルイド/ハンターハンター/デーモンハンターデーモンハンター/ウォーロックウォーロック/プリーストプリースト/パラディンパラディン/ウォリアーウォリアー/ローグローグ/メイジメイジ/シャーマンシャーマン/ドルイド
特に強力に感じたデュアルクラスカードをいくつか紹介していきます。

■粉骨の砕身者・死者蘇生

個人的に最も強力に感じたのは、プリースト/ウォーロックのデュアルクラスカード「粉骨の砕身者」です。対象のミニオン1体を破壊する効果ですが、注目ポイントは自ヒーローの体力変化がトリガーになっている点。体力が減った場合、回復した場合どちらも発動条件を満たせるので使い勝手が良い上に、呪文やヒーローパワーの対象にならないミニオンも破壊できる汎用性の高いカードです。

同じプリースト/ウォーロックのデュアルクラスカード「死者蘇生」と組み合わせて確定除去を2回撃つコンボなども強力。コストも安いのでアグロ、ミッドレンジ、コントロールどのタイプでも採用しやすく、対プリースト、ウォーロックでは常に考慮していく必要がある印象をうけました。

■ラス・フロストウィスパー

続いて、シャーマン/メイジのデュアルクラスカード「ラス・フロストウィスパー」。既にご存知の方も多いかもしれませんが、凍てつく玉座の騎士団で暴れたウォーロックのクラスカード「卑劣なるドレッドロード」と同等の効果を持っています。全ての敵に1ダメージなので、敵ヒーローにもダメージを与えられる上位互換の性能を持っているともいえるでしょう。また、呪文ダメージによって強化されるので、場合によっては3点以上のAoEとして機能したり、呪文ダメージを重ね掛けするロマン砲にもなるかもしれません。

■守護獣

ハンター/ドルイドのデュアルクラスカード「守護獣」。コスト5以下の獣2体をデッキから召喚し、急襲を付与するシンプルで強い効果です。召喚されたミニオンは雄叫びが発動できないため、断末魔や攻撃時に効果が発動するミニオンと相性が良いです。「魔法学院スクロマンス」で追加されたカードの中では、トワイライトランナーや先生のペット、湖のスレッシャーなどが召喚したい候補として挙げられますね。

◆呪文の力でミニオンが魔術を詠唱! 新キーワード:魔法活性
魔法活性は「魔法学院スクロマンス」で追加された新しいキーワードで、自分が呪文を使った時に1回限り効果が発動します。1回しか使えない代わりにユニークな効果も多く、有効な使い道をあれこれ模索したり、コンボを探したりと楽しく遊べました。面白かった組み合わせをいくつかご紹介します!

■トークンドルイド+チビクッチャベラー

「チビクッチャベラー」は魔法活性で1体ずつ増えていくドルイドのミニオンです。魔法活性は呪文の詠唱後に発動するため、全体バフなどの効果は魔法活性を消費したクッチャベラーにしか乗りませんが、ドルイドの低コスト召喚スペルと合わせれば序盤から強い盤面を作ることが出来ました。地味にウザいミニオンになりそうですね。

■カバルの侍祭+無気力の波

5コストで相手の盤面から1体奪い、デバフを撒くこのコンボ。中盤から後半まで腐りにくく、相手のフィニッシャー級ミニオンをさばけるポテンシャルを秘めています。カバルの侍祭自身も2/6と悪くないスタッツなので、相手のリソースを吐かせる手段としてもグッド。

◆ゲムスパ独占!! 体験入学で好感触なデッキを特別紹介!
ここからは、実際に試遊会にて筆者が使用したデッキを紹介していきます。ドルイドが好きなのでほとんどドルイドを触っていました。なので他クラスデッキの説明が少ない点は、体験入学ということでご容赦ください……!

■トークンドルイド


魔法活性の紹介でも触れたトークンドルイドは、強力な魔法活性とトークンスペルの組み合わせが相性抜群でした。序盤から強い盤面を構築していく動きをクッチャベラーがフォローしてくれます。「自然の援軍」に対してリソースを吐くと、次ターンで4体のトレント・トーテムを出すデュアルクラスカード「ルーン彫刻」が飛んできて、放置すればバフを撒く。盤面の取り合いに対しては「自然の語り手ギドラ」や「ルーン彫刻」の選択で対処など、状況毎の対処手段が豊富になり、序盤から打点も出せるのでかなり強いです。しかし、新拡張のコントロール系カードに強力なものが多いので、デッキ毎の相性がより顕著になると思います。

■クエストドルイド


もう1種類試したのがクエストドルイドです。どうしても試したかった理由は「校庭の番人」を使いたかったからです。4コスト 4/5のスタッツ、さらには挑発持ちで体力回復5点持ち。……つ、強い。アグロデッキ相手にカウンターを取れる1枚です。そしてもう一枚、新拡張で追加された1コストレジェンド武器「智慧の宝珠」。中立なのも見逃せないポイントです。この武器があるかないかで動きの安定度が段違いでした。コントロールデッキはとりあえずこれ積んでおけばOKという感じ。試遊会終盤はローグ、ウォリアーを使う人が多く、強い武器が多かったので対策にウーズも採用してます。

マリガンで宝珠を確保できれば2ターン目からクエストの進行度を1貯められますし、かなり早い段階でクエスト達成できます。番人もいるので体力も確保可能。そこから滋養で加速したマナを武器にして楽しく殴り続けます。選択両取りはロマンですね(正直なところ、安くて強いデッキを使うならビックドルイドでいいかなと思いました。その理由は後述します。)。

■Zooウォーロック


こちらはデッキ作成機能でそのまま作られたZooウォーロックです。新拡張のウォーロックでは魂の欠片という新ギミックが登場します。特定のカードを使ってデッキ内に魂のかけらを混ぜ、欠片を破壊して雄叫びを発動させます。上手く回れば5ターン目13/14以上のスタッツでヴォイド・ドリンガーを召喚出来るので、確定除去がない相手に対して非常に強力。魂の欠片を補充する呪文はダメージ系呪文なので、展開したミニオンを消費することなく相手ミニオンを破壊できます。バランスの取れたデッキという印象でした。

■小ネタ:ビッグドルイド最強コンボ, ケルサス+練気+適者生存

新拡張でドルイドに超高コスト呪文「適者生存」が追加されました。その効果は手札、デッキ、盤面のミニオン全てに+4/+4のバフを撒くというもの。これだけでビックドルイドが強そうだと印象を受けますが、ケルサス召喚から練気を使い、1コストの呪文を唱えることで7マナのタイミングで適者生存をコスト0で発動できるコンボがあるのです。盤面に出てくるケルサスは8/11のスタッツになる上、次から出てくるカードは全てバケモノスタッツです。こんなコンボを決められた日には……。筆者はトークンかビックドルイドでラダーしたいと思います。以上、小ネタコンボ紹介でした。

◆フェニックス年 フェーズ2が新拡張リリースと同時に始動!

公式でも既にアナウンスされていますが、「魔法学院スクロマンス」のリリースと同時に、フェニックス年の第2フェーズがスタートします。バトルグラウンドの新ヒーローや新ミニオン、季節イベントや新たなソロ体験のほかに、新しいゲームモードの制作も進んでいるとのこと!第2フェーズの詳しい開発内容は、今後数か月に渡って紹介していく模様です。まだ半年ですが、フェニックス年は新クラス「デーモンハンター」の実装から新ゲームモードの追加と驚きのアップデートが続いています。筆者も一プレイヤーとして今後の『ハースストーン』がどう進化していくのか、非常に楽しみです。

『ハースストーン』新拡張「魔法学院スクロマンス」は8月7日(日本時間)に全世界でリリースされます!また、ゲームにログインするだけでエピック中立ミニオン「転校生」を無料で2枚入手できるキャンペーンが、10月21日まで開催されています。読者の皆さん、魔法学院に入学する準備をしていきましょうね!