ダークアドベンチャーRPG『Smoke and Sacrifice』「可能性に富んだ世界を描くゲームを作りたかった」【注目インディーミニ問答】

ダークアドベンチャーRPG『Smoke and Sacrifice』「可能性に富んだ世界を描くゲームを作りたかった」【注目インディーミニ問答】


気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Solar Sail Games開発、PC/海外スイッチ向けに5月31日リリースされたダークアドベンチャーRPG『Smoke and Sacrifice』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、オープンワールドでストーリー主導のダークアドベンチャーRPG。さらわれた子供を助けるため、主人公のサチが旅に出ます。戦闘だけでなく、クラフトやサバイバル要素もあるのが特徴。日本語にも対応しています。

『Smoke and Sacrifice』は2,570円で配信中。




――まずは自己紹介をお願いします。

Tancred Dyke-Wells氏(以下Dyke-Wells氏):こんにちは。私はSolar Sail Gamesのクリエイティブディレクター兼アーティストのTancred Dyke-Wellsです。私はNeilと共に会社を設立する前、ゲーム業界で20年間働いてました。おそらく私の一番大きな功績は、任天堂ハード向けの『突撃!!ファミコンウォーズ』と『絵心教室シリーズ』の発案と監修でしたね。

Neil Millstone氏:こんにちは。Solar Sail Gamesのテクニカルディレクター兼プログラマーのNeil Millstoneです。私も今まで作ったゲームの中で、一番誇りに思うゲームはTancredと同じですね。任天堂と一緒に働けた事は、任天堂オタクの私にとって「夢の実現」であり、数々の名作を作ってきた方々と共に働く事ができたことにとても感激しました。また、ソニー・コンピュータエンタテインメント(注:ソニー・インタラクティブエンタテインメントの旧称)と一緒にEyeToyの開発のため、ウェブカメラの前で踊ったことも良い経験でしたね。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Dyke-Wells氏:会社を設立してから本作のリリースまで、ちょうど丸2年ぐらいかかりました。1年6ヶ月ほどの期間、本作に全力投球しましたね。私は手作業のゲーム開発、とりわけアートの作業に集中したかったので、仕事を辞めるつもりでいました。そして、Neilはちょうどソニーでの仕事を休止しようとしていましたので、何かオリジナルなものを一緒に作ろうと決めたのです!

開発当初は私がアート担当、Neilがプログラミング担当で、2人でデモを作ってはパブリッシャーに売り込んだりしていましたが、後にDanとJustinのデザイナー2人と、素晴らしい音響チームも外部から加わりました。

――本作の特徴を教えてください。

Dyke-Wells氏:連れ去られてしまったわが子を探すため、アンダーワールドに冒険に出なければならない母親のサチとしてゲームをプレイします。私たちは生き生きとし、予想ができず、可能性に富んだ世界を描くゲームを作りたかったのです。プレイヤーの一人一人がゲームの中で異なった経験をするはずですが、この(プレイヤーたちの)一つ一つの経験が単なるランダムな数の集まりにすぎないような感覚にはしたくなかったのです。このゲームが他のゲームと異なるところは、生き物たちや生態系の「生き生きと」したオープンワールドを、説得力に富む意味深長なストーリーと目的意識で結び付けているところです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Dyke-Wells氏:スタジオジブリの「もののけ姫」から、強い影響を受けました。産業、環境汚染や、自然と人間との関係といったいくつかの似たテーマから、環境ファンタジーという意味で、です。見た目は「パンズ・ラビリンス」、「ダーククリスタル」、「ロスト・チルドレン」といった映画からインスピレーションを得ました。しかし、ゲーム自体に関しては『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がおそらく私たちのメインのインスピレーションであったと思います。このゲームも、オープンワールドの世界の中、予想できない環境の中の探索と、斬新で結末のあるストーリーが上手く結び付けられています。私たちはまた、 H. G. Wellsの代表的なSF小説である「タイム・マシン」からもインスピレーションを得ました。しかし今それについて説明してしまうと、ネタバレしすぎてしまうのでやめておきます!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Dyke-Wells氏:実は、本作の主人公であるサチの名前は、私たちのテクニカルディレクターの奥さんであるサチコさんの名を取ってます。サチコさんは徳島県の小さな町である牟岐町の出身です。そしてサチの赤ちゃんの名前であるリオは、彼らの生後18ヶ月の男の子と関係があります。もう少し大人になったら、自分でこのゲームをプレイしてくれるでしょう!

サチコ:このゲームの作成は、私が長男を妊娠した頃から始まりました。その息子も早いもので1歳半です。そんな息子がいくつかの敵キャラのイメージを見て、思わず出た言葉が「オォ〜ニョオ〜」でした(笑)。皆さんが今までに見たこともない、様々なキャラクターを楽しみながら、このゲームを楽しんでいただけると幸いです。

――ありがとうございました。



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