Valveが、同社のゲーム配信プラットフォーム「Steam」の一部パブリッシャー・デベロッパーに対し、ゲームタイトルに関する警告を行っていたことが明らかにされました。

今回明らかとなったのは、あるカジュアルパズルゲームのデベロッパーに対し行われた警告。該当のゲーム『Hentai Girl Angel』開発者の発表では、Valveは「Hentai」のキーワードが「未成年者を成人向けコンテンツに引き寄せる」効果を持つとして、ゲームが成人向けコンテンツが適法である地域のみの販売とするか、ゲーム名称を変更するかを迫ったとのことです。

同作はSteam Direct開始後に大きく勢力を伸ばした超低価格カジュアルパズルゲームジャンルの作品。同種のゲームの例に漏れず、成人向けのDLCが用意されていたものの、本体自体は一般向けとしての配信が行われていました。しかしながら今回の警告後はゲーム名称を変更するとともに、本体にも「成人向け」タイトルとしてのカテゴライズが行われています。

しかし、過去の複数のデベロッパーへの取材により、「成人向け」タイトルへのカテゴライズは成人向けコンテンツが元来違法となる中国地域などへの販売が停止される効果も含まれていることがわかっています。同作は、記事執筆時点でゲーム名称の変更と成人向けコンテンツが違法である地域での販売停止、双方ともになされた状況となっており、これがValveによる何らかの更なる指示になるものなのかは明らかになっていません。

なお、Steamの低価格カジュアルゲームに多く用いられる「Hentai」という単語は、英語圏においては「アニメ風、日本風の成人向けコンテンツ」の総称として用いられることが多い語です。いずれにしてもValveが配信されるゲームのタイトルにまで気を配るようになったことは注目されるところではないでしょうか。