最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年4月29日にDischan MediaとSekai ProjectよりPC向けにリリースされた『Mahou Arms』について生の内容をお届けしたいと思います。


『Mahou Arms』とは
本作は、魔法少女が爽快に戦う美少女アクションゲーム。人類がエイリアン「Locks」によって征服されかけている世界を舞台に、プレイヤーは世界的な準軍事組織「GARDA」の司令官となり、地球を取り戻すために魔法少女を指揮して戦うことになります。


メーカーによると本作は『NieR: Automata』『ベヨネッタ』『デビル メイ クライ』などのゲームにインスピレーションを受けているとのこと。次々と攻撃が繋がる爽快なコンボアクションと、魅力的なデザインのキャラクターが特徴です。

なお、現在の早期アクセスバージョンでは1章と3章、トレーニングモードが利用可能です。

現在はこの2つとトレーニングのみプレイ可能
『Mahou Arms』の実内容に迫る!
各章の導入やイベントシーンはグラフィックノベル的な表現で行われます。宇宙に投げ出された魔法少女アメリア・コンウェイ。司令官との会話の後、彼女は宇宙服での大気圏突入を敢行し、地球に降り立ちます。着地時には宇宙服は外れ、中からは巨大斧を持ったゴシックドレスな姿での登場です。



魔法少女地球に降り立つ
ここから任務を遂行するための魔法少女とエイリアンの果てしないバトルが始まります。

簡単操作の爽快コンボ!2つの変身を持つ魔法少女!
戦闘操作は弱攻撃と強攻撃の2つのボタンがあり、殆どの攻撃がコンボとして繋がるようになっています。デフォルトで敵の方向を追尾するようになっているため、ある程度は適当にボタンを強弱おりまぜて連打しているだけでもコンボが成立します。


また、アメリアは巨大な斧を持ったフォームと、銃を撃つフォームの2種類タイプに瞬時に変身可能。斧モードでは範囲の広い攻撃と、斧に当たった敵をまとめるコントロール攻撃が優秀なフォームです。銃の方は連発の効く中距離攻撃での牽制の弱攻撃だけでなく、打ち上げ能力のある強攻撃を持っています。

範囲攻撃と敵をまとめる攻撃に優れる斧モード
素早い連射と打ち上げに優れる銃モード
そのため「斧で殴る→銃フォームで打ち上げ→斧に戻って空中コンボで追撃→離れた相手を銃で撃ってコンボ継続」のような流れるような戦い方も可能。コンボは一定時間経過することで解除されてしまうため、銃で離れた相手を撃つことがコンボを続けるための重要な要素です。

瞬時にチェンジ可能なので離れた敵には即射撃を。ちなみに銃モードでは立ち位置表示を左右変更可能。
また、回避アクションも使用可能で、敵の攻撃をギリギリで回避することでの演出も発生します。ですが、今のプレイ感覚では「敵の攻撃はこちらの攻撃でキャンセル可能」のため、いっそ攻撃してしまったほうが安全になってしまう感じがあります。また、ギリギリ回避のタイミングがシビアすぎるため避ける場合は最初から距離を取るなどの方がおすすめです。

回避は距離も長く優秀。思わず何度もやりたくなってしまうなあ。
レーダーでアイテムも敵も楽々探索!サイドクエストにも期待
アメリアは範囲レーダー能力を持ち、一定範囲内の敵の場所やアイテムの隠し場所をサーチできます。敵を全滅させないと次に進めないエリアも多いため、建物の影などに入っている敵を見つけ出すのには重宝するでしょう。アイテムサーチに関しては現在のビルドでは回復アイテムと用途不明のジャンクアイテムだけのため、貴重なアイテムや隠しアイテムはサーチできるかどうかなどの部分は不明です。

便利なサーチシステム。敵は緑に、アイテムはテキストで表示。
本作は今のところ基本的に目的地へ付く→戦闘の繰り返しのため、敵を倒していけるようになったエリアに進んでいくことで物語が進んでいきます。マップ内はかなり自由に動き回ることが可能で、3章の方では今後追加されるサイドクエストなどでの探索要素も拡がるのだろうなと思わせるような、隠された場所などのロケーションもいくつかありました。



街の探索も楽しい。キラキラ。
また、セーブポイントに「ファストトラベル」の選択肢があったため、元の場所に戻って行われるイベントなども追加されていきそうです。なお、現在はファストトラベルやマップなど、移動に関わる要素は実装されていない段階です。


見下ろし視点に変わる戦闘もあります。
アクションは素晴らしい!だからこそ惜しい部分も……
現在の段階でも簡単操作の爽快なコンボアクションが楽しめる本作ですが、やはり多少もったいない部分もあります。まず、敵がちょっと硬すぎるきらいがある、という点です。これはコンボ数が増えるので嬉しい部分でもあるのですが、一番のザコ敵となる人形相手でも一回のコンボで倒しきれない場合があります。

レーザーなどで遠距離攻撃をしてくる射撃ドローンのような相手も硬めで、しかもこちらに対してある程度距離を取るような動きをしてくるのが非常に厄介。近接で戦っている内に囲まれてのレーザー攻撃でコンボを止められることもあります。レーザーは発動時に軌跡が見えるのですが、すこし見づらい上にドローンの動きを見ていないと発動のタイミングが分かりづらいのが難点です。

このレーザーが曲者です。
迫撃砲を撃ってくる敵はそこまで脅威ではないのですが、一回撃たせると回避に専念するしかなくなるため早めの対処が必要。一番いいのは銃で一回撃って牽制することですが、こいつもまた硬いので殴りに行くとガードからの範囲攻撃を当ててくる非常に厄介な性質を持っています。


全体的なアクションは非常に爽快で、コンボを作り出すのが楽しいので、そこを阻害してしまう要素がいくつかあるのが本作の今後に期待したい部分といえるでしょう。敵は全滅させることで新しく登場するため、場所が悪いとそれだけでコンボが途切れてしまうのも惜しいところですね。なお、現在ではコンボ数を上げることによるメリットを確認できません。報酬のドロップは増えていると思いますが現在では使いどころがないので……。

簡単に300コンボとか決まるのはとても気持ちい!

ここまで紹介してきた『Mahou Arms』ですが、コンボを組み立てる爽快さに非常に優れたアクションゲームです。魔法少女のデザインも良く、近距離と遠距離の切り替えのストレスもありません。現在のバージョンではほぼバトルのみを楽しむ段階ですが、十分にその派手なアクションの魅力を楽しむことが可能です。思うままにコンボを組み上げられるのは気持ちいいの一言。「斧で引き寄せて打ち上げて追撃してダウンした相手にジャンプ攻撃で斧を振り落とす」のような豪快無比なアクションも簡単に可能です。

ただ、やはり早期アクセスなのだと思わせるUIの不親切さや、前述の敵の硬さのバランスで少しゲームのテンポ自体を悪くしているなと思うところがあります。目標ポイントが画面上に小さな丸だけで描かれていたり、レーダーはあるものの、距離が離れすぎると敵の位置が分かりづらい時がある部分は改善してほしいところだと思います。

現在は斧と銃フォームを備えた魔法少女アメリアだけが使用可能ですが、そう遠くない内に新しいプレイアブル魔法少女の追加も行われるようです。また、世界観を知る助けになる司令官基地の強化などのシム要素や、巨大なボスとの戦いや演出の強化なども近日公開の予定に入っています。こちらが使える「ドローン」や武器、衣装などもインベントリ画面にあるためプレイできる幅は大きく広がっていくのが楽しみです。


ストーリーなどを含めフルバージョンでのリリースは2022年を目指しており、現在は早期アクセスをプレイしたユーザーからのフィードバックを募集している段階です。なお、早期アクセス中は25%安い価格で配信しているようです。また、Steamフォーラムでの開発者発言によれば、日本語への対応も予定しているとのことです。




タイトル:Mahou Arms
対応機種:PC
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年4月29日
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:3,090円



「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。