米ゴルフ団体トップによる協議会は5日、新型コロナウイルス感染拡大により営業を縮小、休止していたゴルフ場の再開に関する段階的な指標を明らかにした。国内1万6000以上のゴルフ場に向け、地域の感染者状況等に応じた3ステップのガイドラインを作成した。

米男女ツアーを含むプロ団体、全米のゴルフ場オーナー協会らは、医療専門家や米国疾病予防管理センター(CDC)の意見、政府が示す経済再生プランにもとづいた指針「Back 2 Golf」を公表。ゴルフ産業においても雇用の維持が心配されるなか、ソーシャルディスタンスを守り、安全にプレーできるゴルフ環境のレベルを地域、コースごとに段階的に引き上げたい考えだ。

【フェーズ1】

他人との距離を最大限保つといった予防措置がとられない限り、10人以上が集合することを禁止。歩行やカートの運転もひとりで行う。ウイルス感染による病状が重症化しやすい高齢者や既往症のある人、それらの人々と同居しているゴルファーは、感染リスク(他人に移すリスクも)回避するために隔離生活を続けるべきである。

【フェーズ2】

ソーシャルディスタンスの維持を念頭に置き、“ノーマル”なゴルファー同士の同伴プレーは認める一方で、60歳以上の高齢者、健康状態がすぐれない人々のプレーは制限する。50人以上の密集を禁止。競技は行わない。また【フェーズ1】と同様、バンカーレーキの撤去、旗竿を抜かない(触らない)といった予防対策、コースメンテナンスのほか、クラブハウス、ゴルフショップなど施設利用における制限を推奨する。

【フェーズ3】

すべての機能が再開される。ただし、“ニュー・ノーマル”の原理から集団で過ごす時間をできるだけ少なくする必要があることを意識すべきである。

ニューヨーク州にあるコーネル医科大のブラッドリー・コナー医師は「警戒を維持し、予防を続ける必要がある一方で、この計画はソーシャルディスタンスを守ることでゴルフのプレーを認めるもの。ゴルフ産業が解決策を補助し合い、健康的かつ責任あるやり方で屋外に連れ戻してくれたことに拍手を送る」と評価した。