◇米国男子◇トラベラーズ選手権 2日目(26日)◇TPCリバーハイランズ(コネチカット州)◇6841yd(パー70)

16日に50歳になったばかりのフィル・ミケルソンが、ゴルフがただのパワーゲームでないことをあらためて証明するかもしれない。8バーディ、1ボギーの「63」をマークして通算13アンダー単独首位に浮上。予選同組だったロリー・マキロイ(北アイルランド)とブライソン・デシャンボーという飛ばし屋2人をスコアで上回るだけでなく、フィールド全体を引っ張ってみせた。

「飛ばし屋の2人と張り合おうなんて思わなかったのがよかったね」。442ydのパー4となる7番が象徴的だった。マキロイが351yd、デシャンボーが358ydを1Wでかっ飛ばす中、ミケルソンが握ったのは3W。的確にフェアウェイを捉え、2打目をピンそば1.3mに絡めてバーディとした。

後半3連続バーディのスタートとなった13番(パー5)でも3Wでフェアウェイキープを優先。続く14番のティイングエリアでも再びバッグから3Wを抜いた。13番で1Wが大きく左に飛び出てボギーを喫したデシャンボー、14番で右に曲げてパーにとどまったマキロイとは対照的だった。

今大会2日間のドライビングディスタンスは302.9ydでフィールド25位とまだまだ元気なビッグレフティ。それでも、2月の「ジェネシス招待」が教訓になっているという。ブルックス・ケプカ、バッバ・ワトソンというやはり飛距離自慢の同組2人と張り合おうしたが、97位で予選落ちした。

「一生懸命振った結果が予選落ち。そこから学んだよ。もっとドライバーを打とうと思えば打てるホールもあるけど、ウェッジショットまでうまくつないでいきたいと思ってプレーしているんだ」と強調。デシャンボーは「パッティングにバンカーショット。フィルは信じられないプレーをしている」と舌を巻いた。

2001、02年と連覇を経験しているコース。「ここでいいプレーができたのは久しぶりだ。年齢を重ねると、翌日までの短い時間で体をリカバーするのは難しくなってくるが、いいプレーをしていれば勢いが増していく。きっと大丈夫なはずだ」とミケルソン。歴代8位のウォルター・ヘーゲンに並ぶ通算45勝目がかかる週末へ、自信をのぞかせた。