◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(29日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)

「負けてうれしい、というのは100%ない。勝たないと意味がない」。昨季賞金女王の鈴木愛は約4カ月遅れとなったシーズン開幕戦の勝利を逃し、率直に吐露した。

首位と4打差の4位から5バーディ、1ボギーの「68」をマークし、通算11アンダー。72ホールを終えて首位に並んだが、プレーオフ1ホール目でバーディを奪った渡邉彩香に屈した。

無観客試合の静寂の中、7mのバーディパットがわずかに外れ天を仰いだ。「良いパットではあった。あれで入らんかったら、仕方ないかなと思います…」。渡邉が下り4mのパットを沈めて勝負が決すると、5年ぶりの復活優勝を遂げた1学年上の飛ばし屋を笑顔で祝福した。

ただ、込み上げる悔しさは隠せない。「優勝争いをしていなくて、2位だったら良くできたと思えるけど、優勝争いをして負けている。意味がない。残念としか言いようがない」と、ため息をついた。

試合のなかった期間はクラブをほとんど握らず、トレーニング中心の調整に終始した。得意のパットはスコアを支えたが、スイングに修正を加えているショットはフェアウェイキープ率が低く、ラフからチャンスを作り出せなかったという。

第2、第3ラウンドと2日連続で池に入れた9番(パー3)はこの日、「逃げていても仕方ない」と攻めてバーディチャンスにつなげた。

「12番のボギーが痛かった。本来、優勝争いするようなゴルフじゃないかなと思います。相手との勝負というより6、7個くらいは(バーディが)欲しいなと思っていました」と厳しい自己評価を下した。

7月の4試合はすでに中止が発表され、次戦は未定だ。「自分のショットが良くなかったので、手応えはあんまりない。これで韓国選手がいたらまた順位も変わってきていると思う」と話した。