2012年 朴仁妃メジャー昇格前年のエビアン優勝 グランドスラム論争へ

朴仁妃(韓国)がメジャー昇格前年の「エビアン選手権」(フランス・エビアンマスターズGC)を制して米ツアー2勝目を挙げた。宮里藍が連覇を狙った大会でカリー・ウェブ(オーストラリア)、ステーシー・ルイスとバーディ合戦。最終日は上がり3連続バーディで締め、2位に2打差をつけて劇的勝利を収めた。大会恒例となっているパラシュートとともに空から降りてきた国旗をバックにトロフィを受け取った。

議論の始まりはここから。すでに翌年からメジャー昇格が決まっていた大会だったからだ。08年「全米女子オープン」を制していた朴は13年に「ANAインスピレーション」と「全米女子プロゴルフ選手権」を制覇。15年に「全英女子オープン」で優勝した際、メジャー全制覇を意味するキャリアグランドスラムについて「私の名前が毎年メジャーのトロフィに刻まれている。エビアンのトロフィにもある。私は女子ゴルフのすべてのメジャーで勝ったと感じています」と言った。

米国女子プロゴルフ協会(LPGA)は当時、朴のキャリアグランドスラムを認め、改めてメジャー昇格後のエビアン選手権を制した場合は「スーパーグランドスラム」とするという認識を示したが、ゴルフチャンネルやAP通信など米メディアがこぞって非難。ニューヨークタイムズ電子版は「ややこしい問題を解決するには、朴がもう一度エビアン選手権を勝つしかない」と報じた。

朴はメジャー昇格後のエビアン選手権で「メジャーになる前だけど、エビアン選手権を勝ったことで私は勝利を積み重ねた。私のすべての歴史はここから始まった」と話している。