ジェイソン・デイ 松山英樹を語る「ここにいる誰よりも一生懸命」

ジェイソン・デイ 松山英樹を語る「ここにいる誰よりも一生懸命」

◇海外メジャー◇全米プロゴルフ選手権 2日目(11日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7600yd(パー71)

前週の「WGCブリヂストン招待」で最終日に「61」をマークし、通算5勝目をさらった松山英樹のスマートフォンには、各方面から祝福のメッセージが寄せられた。その中には「おめでとう。信じられないようなプレーだったよ。また来週な」という英語のメッセージも。送り主はこの日、8アンダー暫定首位でホールアウトした松山と2打差につけたジェイソン・デイ(オーストラリア)だった。

日没が近づき、同組のダスティン・ジョンソン、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と18番を走りながらプレーし「66」でホールアウト。「これであしたは朝5時半に起きずに済む」と安堵したデイは、インタビューで前週日曜日の松山とのやり取りを明かした。「僕らには特別なことではないけど、『ありがとうジェイソン、またクエイルホローで』って(英語で)返ってきたんだ。名前が全部“大文字”だったのが印象的だったよ」と笑顔で話した。

松山の米ツアー参戦直後から、ふたりは「ザ・プレジデンツカップ」の世界選抜の一員同士としても親交を深めてきた。デイは“弟分”のような松山について、この日も雄弁に語った。「言葉の壁はあるけれど、彼の英語は上達している。通訳のボブ(ロバート・ターナー氏)も素晴らしい人物だ」。まだ英会話でのやりとりがスムーズというわけではない。ただ、デイは「彼は今、何よりもゴルフを優先しているだけなんだ」と話した。

「先週の優勝だけじゃなく、いつ勝っても、あいつは最後までドライビングレンジにいて、パットをして、何かを練習している。ただ勝つために、ここにいる誰よりも一生懸命だと思う。だから先週の優勝も驚かない。今週また勝ったとしてもね」

デイは松山のツアー屈指のショット技術を認めつつ、グリーン上でのプレーに目を向けた。「パッティングは彼の弱点の一つだったが、いまそれが強みになりつつある。素晴らしいショットがあるから、いつも勝つチャンスが生まれる。弱点を長所に変えたことで、最近の支配的な強さにつながっている」と話し、「精神的にも非常に強い。気持ちの上下がとにかく少ないように見える。僕はあれが“日本人のメンタリティ”だと思うんだ。彼らはいつも心が波立たない」とラウンド中の落ち着きぶりを称賛した。

日没順延を受け、あす3日目は第2ラウンド完了後に1組3人でプレーする第3ラウンドに突入する。松山とデイが同じ最終組で一緒に回る可能性もある。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)

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