◆混雑回避?期日前が増加

 新型コロナウイルスの感染が岐阜県で確認されて以降、県内初の選挙となった羽島郡笠松町議選は22日、投開票された。外出自粛の動きが続く中、投票率の大幅な低下が懸念されたが、4年前の前回より期日前の投票率が伸びるなどし、全体の投票率は46・08%と、過去最低だった前回(44・88%)をわずかに上回った。

 町選挙管理委員会によると、期日前の投票率は前回と比べ、3・42ポイント伸びて11・14%だった。

 町選管は期日前の投票が伸びた要因について「新人候補が多く立候補したことが考えられる」としながらも「コロナの影響で、投票日の混雑を避けたいという有権者もいたのではないか」と推測。期日前投票の宣誓書では、投票日の混雑を理由に挙げる人もいたという。

 町内3カ所の投票所では22日、徹底した感染防止策が取られた。投票所の一つである町中央公民館(常盤町)では玄関、投票会場の入り口と出口の計3カ所にアルコール消毒液が置かれた。

 密集を避けるため、4台の記載台はそれぞれ50センチ以上離して設置。3人が同時に記入できる記載台の真ん中のスペースは、×印の紙を張って使用できないようにした。記入に使うボールペンと記載台は、投票所スタッフが消毒液を浸した綿などで何度も拭いたほか、1時間ごとに部屋の換気を行った。

 「期日前投票も同様に対応した。感染防止のため、やれることは全てやった」と町選管。22日に投票所に訪れたほとんどの人はマスク姿。60代の男性は「新型コロナで外出自粛の動きがあるが、町民として投票は当然のこと」と話した。