新型コロナウイルス感染防止で岐阜県内の小中高校が臨時休校となり、3週間が過ぎた。そのまま春休みに入る見込みで、行事などの自粛期間の延長が相次ぎ、自宅にこもる子供たちはストレスをため、保護者は「いつ普段の生活が戻ってくるのか。学業の遅れが出ないか」と我慢は限界の様子だ。

 岐阜市では2日から休校となり、春休み明けの再開を検討。中学校の部活動も春休みまで見合わせる。文部科学省は運動不足やストレス解消のためにジョギングや散歩などの制限はしていない。だが、同市の中学1年の男子生徒(13)は「外に出ると周囲の視線を感じる」と話す。校庭で友人とキャッチボールをしていたら大人から注意されそうになった。「学校が突然終わって全てが消化不良。早く学校が始まってほしい」と訴える。

 フリーランスで産後セルフケアインストラクターをする女性(42)=岐阜市守口町=は今月の仕事が全てキャンセルとなり、中学2年の長女(14)と自宅で過ごす。長女は運動不足解消で朝にジョギングをするが、それ以外は自宅で勉強をしたり、携帯電話をいじったりしてやり過ごす。「最初は休みが長くなってうれしいと思ったけど、1週間で嫌になった」。女性は「仕事も含めて先が見えない不安が大きい。休みがこれだけ続くと、学校が再開しても子供がすぐに元の生活に戻れるか心配」と言う。

 学力低下を懸念する声も。「仕事がある親は日中に勉強をみる時間がない。同じ課題でも家庭によって学力に差が出ないか」と、小学4年の長男がいる岐阜市の母親(46)は不安を漏らす。

 県内の小中高校では4月7、8日の入学式、始業式などが検討されているが、今週にも出される文部科学省のガイドラインを受けて再開時期が決められる。