岐阜県内約340の公立小学校で25日、一斉に卒業式が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在校生の出席を見合わせるなど対策が取られる中、卒業生たちは元気よく新たな旅立ちを迎えた。

 統合のため今月末で閉校する加茂郡白川町和泉の白川小学校では、最後の卒業式が行われた。在校生の出席は見合わせ、保護者や職員ら約30人が卒業生8人の門出を祝福した。

 同校は児童数減少で白川北小学校(同町坂ノ東)と統合。4月に新たな「白川小学校」として開校する。例年、在校生や地元住民も出席して卒業生を送り出すが、今回は規模を縮小。保護者らはマスクを着用し、席も1メートルほど間隔を空けた。

 式では、在校生がビデオメッセージで「いつも優しくしてくれてありがとう」と感謝の思いを伝えた。卒業生(12)は「あいさつや読書などの活動を新しい小学校でも生かしてほしい」と後輩にメッセージを送った。

 揖斐郡揖斐川町北方の北方小学校では、校庭に咲く満開の桜の下で卒業式を開催。例年は体育館で行うが、学校に来たくても来られなかった児童を思い、明るい気持ちで卒業してもらおうと、職員が企画。桜の花びらが舞い散る中、児童は爽やかな表情で卒業証書を受け取った。