岐阜市寺田の路上で25日未明、住所不定、無職の男性(81)があおむけで倒れ、その後死亡した事案で、県警捜査1課と岐阜北署は26日、司法解剖の結果、死因は脳挫傷と急性硬膜下血腫だった、と発表した。県警は、外傷の状況などから第三者が暴行を加えた可能性が高まったとして殺人容疑事件と断定、捜査を始めた。

 捜査関係者によると、同署に今月、男性らが数回にわたって石を投げられたという内容の届けが出されていた。事件のあった25日未明にも、男性と一緒にいた知人女性(68)が現場付近の橋の下で「上から石を投げられた」と話しており、県警は関連を調べている。

 県警によると、同日午前2時5分ごろ、「知人が数人の男に蹴られた」と女性から110番があった。男性は頭の骨が折れ、腕などに皮下出血があった。男性と女性は、伊自良川に架かる橋の下にいたところ、何者かに石を投げられたためその場から逃走。女性が逃げている途中に後ろを振り返ると、男性が倒れていたという。男性はホームレスとみられ、約20年前から女性と生活していたという。

 知人女性は、男性が蹴られている状況を見ておらず、県警は周辺の目撃情報などを調べている。