なぜフランスの農家は畑にパンツを埋めるのか?

なぜフランスの農家は畑にパンツを埋めるのか?


フランス・マルヌの北東部では、農家の人々が自分の畑にパンツを埋めるそうです。これは若者のふざけた行為などではなく、フランスにおける農業指導の役割を担う農業会議所の指示によるものということです。

Why are French farmers burying their underpants? - The Local
https://www.thelocal.fr/20190514/why-are-french-farmers-burying-their-underpants

フランスの農業会議所は、2019年の5月27日から6月2日までの期間にかけて「En terre ton slip(あなたの下着を埋める)」と題された前代未聞のチャレンジを行います。

このプロジェクトは、「畑に綿のパンツを埋めることを農家に推奨する」というものだそうです。


5月末から6月頭にかけて畑に埋められたパンツは、その後、約3か月が経過した8月19日から25日にかけての期間に掘り返されることとなります。掘り返したパンツをチェックすることで、「パンツがどの程度分解されたか」を確認します。

実際にどんな感じでパンツを畑に埋めればいいのかは、以下のムービーを見れば一発でわかります。

Concours "En terre ton slip" et teste ton sol - YouTube

オペレーション「あなたの下着を埋める」が発動。

これは土壌の生物活性度をテストするためのものです。

使用するのは綿100%の白パンツ。

そしてスコップで農地に穴を掘ります。

パンツを埋めるための穴は15cm以上の深さが必要。

パンツは平らになるように埋めます。

パンツに土をかけたら……

しっかり埋葬。

最後はどこにパンツを埋めたかわかるように目印となるポールを立てて終了です。

土壌が健康であればあるほど、土の中に埋められたパンツを分解するための虫や菌が多く存在するため、「畑の土壌が健康である」ということになります。つまり、パンツを畑に埋めて分解させることで、土の健康状態をチェックしようというわけです。

フランスは世界有数のワイン生産国で、ぶどうの栽培面積もトップレベルを誇っています。しかし、フランスではぶどう畑に大量の農薬を使用しているため、土壌の栄養不足が深刻な問題となっており、その厳しい現状を正確に調査するため、農業会議所から「畑にパンツを埋めるように」と指示が出されたわけです。


驚くべきことに、フランスの農家が自分のパンツを畑に埋めるのは今回が初めてではありません。2018年にはフランスのヴァールで同じ「パンツを畑に埋める」プロジェクトが行われており、210枚のパンツが土の中に埋められたそうです。

なお、パンツを埋めて土壌の健康状態を確認するという手法が考案されたのは2017年のことで、考案したのはカナダの土壌保全審議会である「Soil Conservation Council of Canada」だそうです。

Photo by amandazhang8508


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