YouTubeのテロ対策がさらに強化。マシンラーニングで動画削除、過激動画は無収益など

YouTubeのテロ対策がさらに強化。マシンラーニングで動画削除、過激動画は無収益など

Image: kentoh / Shutterstock.com


テロリスト募集のプラットフォームにしてたまるか!

ソーシャルメディアがテロリスト達にとって、メンバー募集と活動PRの場になっている今日このごろ。運営側には、テロの温床とならぬよう、いかに対策をするかが求められています。中でもYouTubeは、テロ組織に利用されることが多いことからも、対テロ対策に果敢に取り組んでいます。

YouTubeは、6月にFinancial Timesを通して、対テロ策として4つのステップを提示。8月1日に公開されたYouTube公式ブログにて、その4つのステップがより具体的に語られています。

まず、1つ目のステップは、より素早く、効率的に、かつ的確に問題あるコンテンツを見つけるためにマシンラーニングを活用すること。ここ1ヶ月で削除された過激コンテンツのうち75%強は、(人から)苦情・報告が届く前に削除されるというスピード対応ぶり。うまいシステムを作るには、より信頼できるデータが必要です。そこで、2つ目。既存のメンバーに加え15のNGO団体を専門家として迎え、テロコンテンツ、ヘイトコンテンツなど、プラットフォームにふさわしくないコンテンツを定義していきます。3つ目は、動画基準を厳しくすること。YouTubeの利用ポリシーに直接反してはいなくても、ヘイトコンテンツの可能性があるもの、物議をかもすような宗教的、〇〇至上主義的な内容の動画には、限定処置がとられます。これは、動画削除まではいかずとも、オススメ表示・いいね・コメント機能を削除するという対応です。もちろん、動画から収益を得ることもできません。最後、4つ目は、どれだけ早い段階で、対テロ対策をとれるかというチャレンジ。ここでは、新たに導入が発表されたリダイレクト方法が活躍します。テロ動画を検索している人、過激派のリクルート動画を見ようとしている人などに、いかに彼らの主張が根拠がないかと、反証する動画を見せるというやり方です。テロ動画にいきつく前から、いきつかないように対策するということですね。

以上、4つのステップは、数週間以内にYouTubeデスクトップ版にて反映予定。その後、モバイル版でも導入予定です。

YouTubeの対応に、言論の自由を奪う、リーチできるユーザーを操作していると批判的な声もあります。今回の4ステップで、そういった声はより大きくなるのかもしれません。

自由な発言とコンテンツ取り締まりは、対極にあるのでしょう。ならば、自由という名で、どこまで好き勝手できるのか、すべきかは常に考えねばならぬ問題。その線を引くのは、運営だけがもつ力であり、かつ直面せねばならぬ使命なのです。いや、本当難しい問題なんだよ。


Image: kentoh / Shutterstock.com
Reference: Financial Times, YouTube, Mark Dice, infowars,

Jennings Brown - Gizmodo US[原文]
(そうこ)

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