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たくさん出品されていれば、中にはヘンテコなモノもあって然りです。

毎年1月の第1週には、小規模から最大手まで、たくさんのテック企業が、ラスベガスに押し寄せます。彼らの目標は、新製品で私たちを興奮させたり、既存の製品をたくさん宣伝したりすること。ですが、場合によっては、興奮ではなく混乱した状態で、社名をつぶやいてもらうことが目的の場合もあるようです。

もちろん、本当にクールなものを目にすることもあります。ですが、本当に最悪なモノや、とっても珍妙なモノを目にすることも、たまにあります。ということで、「CES 2020」で米Gizmodoが目にした、珍妙なモノと最悪なモノを集めてみました。

最悪:イヴァンカ・トランプが登壇したKeynote

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私たちは一日中テクノロジーとやりとりしています。テクノロジーは、私たちの経済と政治政策の、重要な推進力でもあります。つまり、CESは常に、政治的なものでもあると言い換えられるはず。

しかし今年のCESでは、Keynoteでイヴァンカ・トランプが講演を行うことになりました。彼女がテック界に与える最大の影響は、ツイート狂の父親のスマホを取り上げたときだったことを考えると、CESに招待するには悩ましい選択肢だったかと思われます。

イヴァンカや彼女の家族に答えるべきことがたくさんあるというのに、彼女が壇上で何も話さなかったため、この登壇はヒドいものとなりました。しかも、彼女が「CESに登壇するふたりの女性講演者のうちのひとりだった」という事実が、彼女の登場をより恥ずかしいものとしています。

-Alex Cranz

珍妙:セグウェイが作った大人のベビーカー「S-Pod」

セグウェイが発表した、パーソナル・モビリティー・デバイスを可能にする自己バランス型二輪車技術は、印象的でした。ですが、Segway-Ninebot「S-Pod」は、これまで誰も思い付きませんでした。

これはeスクーターや自転車に代わるものとして設計された、操縦できる王様のイスです。最高速度は時速40kmで、航続距離は64kmほど。これは空港や大学構内を素早く移動する手段として役立つかもしれませんが…その外見とは裏腹に、車イスや自走式の移動補助装置の代替としては設計されていません。しかも健常者でも、乗り降りは難しいようです。

- Andrew Liszewski

珍妙:フタにE-inkディスプレイがあるLenovo「ThinkBook Plus」

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天板部分にE-inkディスプレイを搭載した「ThinkBook Plus」。Lenovo(レノボ)の誰がこんなことを思い付いたのかわかりませんが、これはナイスなアイデアなので止めないでほしいと思います。

開くと、普通のノートPCのように見えます。ですが天板には10.8インチのE-inkディスプレイがあり、好きな画像をカスタマイズしたり、カレンダーやメールをチェックしたり、OneNoteを使ったり、Kindle本を読んだり、PDFで注釈を付けたりできるスグレモノです。

「ThinkBook Plus」は前面にビジネス用、背面にお楽しみを共存させられる2-in-1のノートPCです。

- Sam Rutherford

珍妙:一輪電動スケートボードになったYetiのクーラーボックス

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一体、ドコの誰が電動スケートボードと高価なクーラーボックスを合体させたいと思うのでしょうか? ていうかマジで? でもそんなものが爆誕しちゃったんです。

電スケのOneWheelを、Yetiクーラーボックスとフュージョンすることで、(悪い意味で)思った以上のキメラ・ガジェットとなってしまいました。ちょっとの飲み物しか運ぶことができなくなったし、水や氷を詰め込めば詰め込むほど、跨って乗りこなすのが難しくなるのです。飲酒でもしようものなら、自動車の飲酒運転よりも危ないものになりそうです。でもまぁ、笑えるネタとしてはアリですかね。

- Sam Rutherford

最悪:人間の動画を映し出すNeon

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Neonは「テクノロジーの魂」を発見しようとしているそうなのですが、そんなのは人類が太陽系外に行くよりムチャな話だって、誰もがすぐにわかるでしょう。ですがそれこそが、Pranav Mistry氏がやろうとしていることです。Neonは人工人間を作ろうとしている会社なのです。

Neonはコンピューターが作り出す生き物で、現実的な人間のしぐさ、感情、記憶といったものを持つことを目的とした知的な存在です。ですが実際は、AIでもCGでもなく実在する人間を撮影した動画で、リアルタイムに反応しているワケでもなかったのだそうな…。

- Sam Rutherford

まじか…昨日投稿した男性のアバターの動画はCGではなく実写のイメージ映像だったようで、各所で物議を醸しています。
この動画はiPadのボタン指示でアバターを動かすデモの様子。こっちのアバターは実在の人間からデータをとってCG化したものと言われています。#NEON pic.twitter.com/V9oVQUa9VU

— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2020年1月9日

珍妙: スマホの向きで視点が変わる配信サービス「Quibi」

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Quibiは、コンテンツ革命を引き起こすか、ハリウッドの大物プロデューサー、ジェフリー・カッツェンバーグの名の下で最大の失敗作になるかのどちらかでしょう。

この新しい配信サービスには非常にクールな技術が使われており、同じストーリーでもスマホの向きを変えると別の視点が生まれるというものです。ですが、コンテンツが充分なほど確認できていないのが残念なところです。それに、配信はスマホだけ&10分単位という決定は、視聴者を見つけるのに苦労しそうです。どんな人たちが見るのか、ちょっと知りたい気がします。

- Alex Cranz

珍妙:OHCO「M.8」とEsqapeのVRマッサージ・チェア

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CES会場にはたくさんのマッサージ・チェアがありますが、OHCOとEsqapeは今年、VRマッサージ・チェアで勝負に出ました。

たとえば、頭にOculusのVRゴーグルを装着し、穏やかな砂浜の場面で会場内の騒音をかき消そうとすると、このマッサージ・チェアが身体をを動かしてくれます。2種類別々のテクノロジーを合体させるのは理に適っていますが、展示会場でそれらが一緒に機能しているのを見るのは、少し奇妙でしたね。

- Victoria Song

珍妙:早漏を改善する、秘部に貼る「神経調節パッチ」

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今年もセックスに関連技術が登場したのは素晴らしいことですが、Morari Medical社の試作品であるウェアラブル早漏治療パッチは別次元のチン妙っぷりでした。

これは「神経調節」に使うもので、ユーザーが望むより早く絶頂に達しないよう手助けしてくれます。取り組む価値のある問題ではあるものの、展示には不満が残りました。実際ブースで見たのは、マネキンの秘部に貼られた絆創膏と、不満そうな女性の前でガックリと頭を抱える男性のスライドショーでした。

その結果、剥がすときの痛みや毛深いキ○タマにはどれほど有効なのか? などの疑問が湧いてきました。

- Victoria Song

最悪:Charmin「トイレットペーパー・ロボット」

別にこの話を持ち出したくないのに、話さざるを得なくなるのがこのロボットのポイントです。しかし誰もがこのロボットを、トイレットペーパー会社が作った安っぽい広告以上のものとして持ち上げているのは、ひどくガッカリさせられました。

このロボットは、ただトイレットペーパーを頭に乗っけて運んでくる、セグウェイ風の二輪ロボです。別に大きな革新でもなく、近い将来どこのトイレにも導入されるであろうものです。ただの広告です。

- Alex Cranz

Source: YouTube (1, 2, 3), Twitter