Photo: Sam Rutherford(Gizmodo US)

えっ、またもや大混乱が?

いまHuawei(ファーウェイ)の新しいスマートフォンやタブレットには、Google(グーグル)の純正アプリやサービスなどが搭載されていません。米国政府の発動した厳しい制裁の影響を受け、Google Playに代わる独自のアプリストアを用意して発売するスタイルを取っていますが、多くのユーザーにとって、悩ましい選択を強いるものとなるでしょう。

でも、その前にやり玉にあげられたのは、ZTEだったんですよね…。

アメリカ政府から禁輸措置を受けかけた苦い過去

ZTEは日本国内でも、BLADEシリーズやAxonシリーズといったコストパフォーマンスに優れたスマートフォンを数多く販売してきました。スマートフォンに限らず、モバイルルーターやキッズ向けやシニア向け端末など、なにかと日本のユーザーにもなじみのあるモデルを多数投入しています。

しかしながら、米国政府から「対イランならびに対北朝鮮への制裁に協力せず、違法な取り引きを行なっていた」として目をつけられ、米国企業からの製品を使用できない7年間の厳しい禁輸措置を発動されると一気に事業が停止・縮小、息の根を止められる寸前でした。

その後、巨額の罰金を支払うなどして米国と和解、制裁を解除されて事業も持ち直してきたところだったのですが...再びその悪夢の影が!

コンプライアンス違反の疑いで捜査中

このほどNBCは、ZTEが、先の制裁解除の条件でもあった、米国内外での贈収賄の慣行を改めるというコンプライアンスに違反したとして、米司法省が捜査を進めていると報じました。

商取引を進めるうえで便宜を図ってもらうべく、複数の政府高官らに金品を贈っていた疑いがあるそうですね。詳しい内容は明らかにされていませんが、携帯電話基地局の通信設備を導入する過程で、ZTE製の設備を採用してもらうべく、賄賂を贈った可能性などが指摘されています。

あくまでも捜査が進んでいると報じられたのみで、実際に制裁措置や罰金が課せられるのか、それとも嫌疑不十分でおとがめなしになるのか、現時点ではまったく定かではありません。

ZTE「うちはコンプライアンス遵守に全力です」

ZTEはNBCに対して以下のコメントを送っています。

ZTEは法律上およびコンプライアンス上の義務を果たすことに全力をつくしています。弊社のリーダーシップチームの最優先事項は、ZTEを世界市場にいて信頼できるビジネスパートナーにすることであり、チームは誇るべき大きな進歩を遂げています。

政府と企業の摩擦は中国企業に限った話ではなく、Appleもフランスでとんでもない罰金を課せられたりしていますが、米国の場合は罰金だけでなくGoogleやQualcomm(クアルコム)といった製品のコアとなるサービスや部品を禁じられてしまいかねないのがおっかないですね。

Source: NBC