Image: Experiments with Google

画面を見る回数を減らし、デジタル・デトックスを。

Google(グーグル)とロンドンのデザイン事務所のプロジェクトにより、アプリ制御で電話、またはカメラ機能しか使えなくしてしまう封筒が作られました。

その名はズバリ「Envelope」。印刷して組み立てた封筒にスマートフォンを入れると、機能が制限されてスマホに触る機会が減ることになります。最新のデジタル機器と最古のアナログ素材が融合し、スマホ中毒の現代人に解放を与えてくれるのです。

スマホなしでは生きられない現代人

今や何でもできてしまい、なくてはならなくなってしまったスマートフォン。手の平から世界と繋がる、ユーザーの分身のような存在になりました。ですがその反面、仕事やゲームや友達との連絡などで、ひっきりなしに画面を開いてチェックさせられてしまうような、スマホに縛られて生きている人たちも多かろうと思います。

そこでロンドンのデザイン・スタジオ、Special Projectsがこの封筒をデザインし、Experiments with Googleが自社製品のクリエイティヴな使い方をした事例として取り挙げるようになりました。

電話かカメラしか使えない

「Envelope」には2種類のデザインがあり、ひとつは電話の受け答えと、数字ボタンの発光で時間がわかるだけというもので、電話は短縮ダイヤルからかけることもできます。そしてもうひとつは、画面を見ることなく写真と動画を撮影するというものです。

フィルムカメラはファインダーから被写体を見られましたが、この封筒だとそれすらできず、結果は封筒から出すまでわからない…という現像とは違うアナログ体験ができます。そしてこれらの機能を制御するのが専用アプリで、印刷されたボタンの位置を認識し、その他のアプリやスマホで設定された機能をすべてブロックします。

デザインの力で華麗に解決

Experiments with Googleでは、デジタル・デトックスをするにしても、今あるスマホを手放すことなく、また新たな電話やカメラを買うこともなく、ミニマルなデザインで問題を解決したことが評価されています。また、スマホの使用頻度を減らすとCo2削減にも繋がるため、微力ながらも環境問題に貢献しているのも良いですね。

しかし現在は、このプロジェクトに使えるのはGoogle Pixel 3aのみとのこと。封筒はPDFをダウンロードして、アプリはGoogle Playからインストール、またすべてのコードはGitHubで入手できるようになっています。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

Source: YouTube, Envelope_Instructions Sheet_2020.01.15, Google Play, GitHub, Experiments with Google via dezeen, vimeo via Special Projects