Image: Continental

平たくいうとニンテンドー3DSと同じ技術ですって。

1871年に創業した、ドイツの自動車用パーツメーカーContinental(コンチネンタル)社。彼らは現在、自動的に視差を利用して裸眼で立体画像が浮かび上がるダッシュボードを開発しており、2022年のリリースを目論んでいます。

プレスリリースいわく、この「HMC Genesis GV80」は内蔵カメラが運転手の頭の位置を検出し、高さや角度を調節して一時停止の標識などを浮かび上がらせ、視差バリア方式で視覚的に注意を促してくれるのだそうです。

この投稿をInstagramで見る

With a new 3D display from #Continental the interaction between the vehicle and passengers becomes more comfortable and intuitive ?⌨️ ✋. ______________________ #future #technology #innovation #engineering #automotive #electronics #mobility #career #continental #aroundtheglobe #join #continentalteam #ideas #LetYourIdeasShapeTheFuture #continentalcareer

Continental Career(@continental_career)がシェアした投稿 - 2020年 3月月12日午前4時36分PDT

内蔵カメラは、運転手が3Dスクリーンを長い間見続けているかどうかも検出し、それについても注意喚起を促したり、疲れているようならそれすらも発見してしまうとのこと。なんだかナイト2000の人工知能K.I.T.T.(キット)みたいなアシスタントになりそうです。

視差バリア方式

これは左右の目に数ドットだけ角度の違う、ほぼ同じ画像を見せるニンテンドー3DSと同じ技術です。ホンのちょっとの違いで、脳ミソが立体だと認識するのです。とはいえ、私たちがニンテンドー3DSで経験したように、視差バリアはあくまで立体的に錯覚するだけで、飛び出す度合いも画面から数mmとかせいぜい1cmくらいだったような印象です。

3DSからこの技術も進歩しているでしょうし、このダッシュボードが実際にどれくらい浮き出て見えるのかは、登場してからのお楽しみですね。

機器類を簡素化

プレスリリースでは、将来的には3Dディスプレイの基盤である「クロス・ドメイン・ハブ」という高性能コンピューターが、軽量化と省スペースに貢献するためにも、ダッシュボード周りのさまざまな機能を減らし、これひとつで従来のことを制御できるようにする、ともあります。

加えて運転手がジェスチャーで機能を操作したり、助手席の3Dディスプレイから地図画面などを運転席にドラッグするなどもできるようになるのだそうな。たとえばですが、自宅で複数の画面を行き来しながらネットで会議や買い物や映像を見るような行為が、車内で立体的にできてしまうのです。いよいよ映画『マイノリティ・リポート』が実現しそうですよね。

運転席以外は別の技術で立体視

助手席と後部座席は、Leia Inc.社による別の立体画面を採用することになります。こちらは「ディフラクティヴ・ライトフィールド・バックライティング技術」で光を屈折させ、内蔵カメラ不要で裸眼の立体視ができます。

Leia Inc.のデモ映像で、その雰囲気が掴めると思います。

映画でもゲームでも、最終的な視覚体験として立体視が来る印象ですが、それが自動車運転にも来るというのは「未来」ですよね。SF映画のような運転実現への第一歩になるのでしょうか? 期待感が高まります。

Source: Continental, Instagram via NEW ATLAS, autoblog, YouTube (1, 2)
Reference: Nintendo