Image: ©Fraunhofer IWU

手を振ると、ペコっと凹むダッシュボード。

ヨーロッパ最大の応用研究機関フラウンホーファーIWUが、形状記憶合金を使って、手のジェスチャーを検知してワイヤーの熱で開閉する、ダッシュボード用トレイを開発しました。

小物をアレコレ置いちゃうトレイ

自動車を運転するとき、たとえばサングラスやスマホ、それに高速道路の通行券や駐車券、支払い時の小銭を一時的に置いておくのに重宝するダッシュボードのトレイ。

自分の愛車ならずっと据え置きできるものの、フラウンホーファーはレンタカーやカーシェアリングなど他人の車に乗るとき、特にこのトレイが便利だろうといっています。

#whatwewouldhaveshown Zauberei? – Forscherinnen und Forscher des @Fraunhofer_IWU haben gemeinsam mit @Brose_Karriere eine versteckte Ablagefläche aus #Formgedächtnislegierungen entwickelt, welche auf Wunsch eine Schale ausformt: https://t.co/aOQTzZvcBj pic.twitter.com/bEVN64ju09

— Fraunhofer IWU (@Fraunhofer_IWU) 2020年4月22日

発想は食虫植物から

肉食性の水生植物から着想を得た、というこのトレイ。これにはセンサーが取り付けられており、ダッシュボードの広さに応じた手のジェスチャーを記憶し、次回からその動きを検知するたびに一瞬だけ電流が走り、熱が発生して形状記憶合金が動作します。何も置かれていないと、平たく戻るように設計されているのだそうな。

たとえ海外の発明品であっても、こういうのは折り紙がネタ元であることが多い印象なので、食虫植物とは意外な着眼点。

下に凹むダッシュボード

なんとなくですが、これをダッシュボードの上にポンと置いて、ジェスチャーで四隅が持ち上がるのかなーと思いますよね。フラウンホーファーは、これをダッシュボードに埋め込んでおき、使用時には落とし穴のように下に向かってペコっと凹む使い方を想定しているようです。

なるほど、これがシェアリングカーやレンタカーに標準装備されていたら便利じゃん?ってことなんですね。確かにあったら何か置いちゃうでしょうね。試作品は300万回の開閉にも耐えたという頑丈さも証明されていますし、近い将来、さまざまな自動車に装備されるかもしれません。

Source: Twitter via Fraunhofer