Illustration: Chelsea Beck (Gizmodo)

私のアプリって少ない方だったのか…、

アプリってどんどん増えません? 私のiPhoneのホーム画面には、メンバーズカードかわりのアプリやフィットネス系のアプリが沢山あります。できるだけアプリを削除してスッキリさせた画面にしたいので、1番目のスクリーンにはカレンダーと天気だけ、2番目のスクリーンに他のアプリを置いています。先ほどざっと数えてみたのですが、全部で100個ほどアプリがありました。そんなにないと思っていたので、驚きました。私ですらこんな状態なのだから、レビューをするライターはどうなっているのでしょう? 

Gizmodo USでガジェットレビューをしているヴィクトリア・ソン記者は「アプリ多すぎ‼️」と嘆いていますよ〜。

数週間前、私はアプリを「こんまり(いわゆる断捨離)」しようとしていました。でも、どのフィットネスアプリを削除するか決めたり、ホームスクリーンの配置を変えたりしているうちにiPhoneをソファに投げ捨て、叫び出したい気持ちになりました。私のアプリ...多すぎ!

いっそ全部消すことができたら、どんなにいいか…。でも、これはガジェットレビュワーの宿命です。そしてコツコツと必要のないアプリを消しながら、自分のアプリ多すぎ問題について考えてみたのです。

1つのガジェット/サービスに1つのアプリ

私はウェアラブルを比較検証をするので、Apple Health、 Activity、Wear OS、Polar Beat、Fitbit、そしてMapMyRunを常にキープしています。これら基本的なアプリに加えて、テストするものによって一回限りのアプリをダウンロードすることもあります。思い返してみれば、ひとつのデバイスをテストするために6つのアプリを使ったこともありましたね。(遠い目)

最近は専用アプリを必要とするガジェットが増えています。スマートホームガジェットのPhilips Hueのバルブも、ロボット掃除機も専用のアプリが必要でした。Bluetoothスピーカーも、猫の自動トイレ「Litter Robot」も、歯ブラシも水筒も専用のアプリがあります。Google Nest HubとAmazon Echo Spotも、コンセプトは同じにもかかわらずそれぞれ別のアプリを使う必要があります。私はレビュワーという仕事柄もありますが、家にあるデバイスを動かすために40〜60ものアプリをインストールしていました。

もちろん、それだけ多くのアプリを日常的に使っているわけではありません。しかし、所有のガジェットが専用アプリに依存している限り、私の人生はアプリに振り回されているといっても過言でないかもしれません。

今の世の中、すべてがスマホ中心に回っています。だから、テック企業がWi-FiやBluetoothを搭載して独自のアプリを開発するのも、なんら不思議ではありません。この傾向はガジェットに限らずです。昨今はどんなサービスもスタンドアローンのアプリに移行している気がします。例えば、先日、ペット保険を請求しようとしたのですが、手続きを簡単にするためにASPCAのウェブサイトが専用アプリをダウンロードするように勧めてきたんです。私はそのアプリをダウンロードしませんでしたが、しない方が簡単に手続きできたと思いました。

本来、アプリをどれもこれもダウンロードしなくちゃいけないわけじゃないんです。フードデリバリーアプリなんてひとつでもいいんです。でも、常にライバルのアプリがよりお得なクーポンを出している可能性があるわけです。そうなると確認せずにはいられないんですよね…。実は以前、今は無きJuno以外のライドシェアアプリを削除したんです。でも、数ヶ月以内にLyftとCurb、Arroを再ダウンロードしました、はい。

友達に連絡するためのアプリが半ダース以上

ああ、それとテキストアプリにもひとつに絞れない問題がありますね。友達によって違うチャットアプリを使っているんですよ。

これはみなさんも身に覚えがあると思います。私は同僚とのやりとりはSlackとSignalを使っていますが、友達の半分はInstaframで別の半分はiMessengerを使っています。海外の友達はFacebook MessengerやWhatsApp、家族はKakaoTalkを使っています。つまり、みんなと連絡をとるために7つ(!)ものアプリが必要ということになります。ガジェットレビュワーという仕事柄、自分が極端な例であることは理解しています。でも、このビッグ・テックが売ろうとしているアプリを中心とした「夢」は悪夢だと思っています。

アプリを入れすぎた人間が落ちる地獄

では、こんなにアプリまみれの私がどんな生活を送っているのか。数週間前のとある1日を紹介しましょう。

朝、目が覚めた私はベッドから這いずり出て、自分がどれくらい寝たのかウェアラブルをチェック。それから沢山のスキンケアプロダクトをひとつずつ塗って、「eutrogena Skincare 360」アプリで、ケアの効果を数値化してもらいます。目の周りのくまをどれくらい消してくれたかをスコアでみて、写真をとるんですね。ちなみにこのスコアですが、いい結果が出た試しがありません。スマート歯ブラシも、上手に歯を磨けているかチェックをしてくれるアプリがあります。歯磨き中もアプリ。すごい生活です。

その後、スマート体重計で体重を測り、アプリにデータを飛ばします。ここらへんで、手元のスマウォが「250歩は歩けー」と通知してきます。8時にならないうちに、こんなにも沢山のアプリを触ります。で、Slackが作動したら、仕事開始の合図です。

残りの午前中は、あれをやっていない、これをやっていないと通知の嵐です。朝食の記録を入力していない、トレーニング、ランニング、マインドフルネスのセッションをこなしていない。ソーシャルメディアとメッセージアプリは未読の通知が山ほどきます。

ランチタイムは胸につけたストラップとふたつのウェアラブルのテストをします。そして、スマートランニングシューズを履いて、MapMyRunとペアになっていることを確認します。左右の腕につけたスマウォとMapMyRunと胸につけたストラップすべてでエクササイズのトラッキングを開始。で、30分から60分くらい至高の時を過ごします。正直、スマウォやトラッカーがスマホでなく、セキュリティの硬いウェブサイトに直接データを送ってくれたら楽なのになーと思っています。

午後もアプリの通知地獄から逃れることはできません。私は通知の許可にはかなりきびいしい規制を設けているつもりです。でも、どのアプリが確実に通知を送れるかどうかの確認もしているので、どうしても切るわけにいかないのがいくつかあるんですよね。ちなみに、通知を許可している選ばれしアプリたちの判断基準ですが、あと少しの努力で私の生活が向上するんじゃないか、と感じさせてくれるかどうかが鍵になってます。

私の1日は、ランチとディナーをログし忘れていることをリマインドされたり、ガジェットたちは誤作動して終わっていきます。誤作動しやすいのは、2年くらい使っているロボット掃除機です。音声コマンドで起動させようにもうまくいかず、AlexaやGoogle Assistantが「小さなバグが発生しているよー」と教えてくれるんです。

こんな感じですね、私のアプリに追われた生活は。

平均的な人も80個はアプリが入っている

ちなみに、これは私だけの問題といいたいところですが、実はそんなこともないみたいなんです。

というのも、2017年の時点で、スマホユーザーがインストールしている平均的なアプリは80で、毎月平均的に使っているのは40という調査結果が出ています。結構すごい数字ですよね。こういった問題の一部は、スマホ以外が十分に進化していないからだと思います。他が進化していないのに、スマホが全ての中心にあるんですよね。

でも、スマホ前の時代に戻りたいといっているわけではありません。ただ、アプリの山とアプリに振り回された生活を振り返って思うのは、必要な情報やリマインダーを提供するために接続性を集中化して、もう少しエレガントにすることもできるんじゃないかな、ということです。対応アプリを作って個々にアクセスさせる以外の方法があると、もう少しスッキリするのにな、と思うわけです。

わかるなぁ。でも、集中化したらそれはそれで怖いんじゃないかな、とも思ったり。

それにしても、自称アプリのこんまりに成功している中川レベルでも100入っていたのだから、ソン記者はどれほど入っていたんだろう…。彼女はNetflix「KonMari 〜人生がときめく片づけの魔法〜」をみて過去にもアプリのこんまりを試みたことがありましたが、その時は7枚の画面に150ものアプリが入っていたんですよね。アプリってどんなに気をつけていても増えていくんだろうなぁ…。