Image: Epic Games

…これはっ!

大変なことになりました。今朝起きてから「!!」となっている人も多いことと思います。ご存知の通り、App Storeからフォートナイトが削除されました。Google Playからも削除されました。削除理由は、フォートナイトを有するゲーム会社Epic GamesがApp Storeの規定やぶったため。

通常、App Storeプラットフォームでのアプリは、アプリ内課金をする場合手数料としてAppleに30%を支払います。が、フォートナイトはゲーム内通貨のV Bucksを、App Store経由で買うなら定価、Epic Gamesから直で買えば割引あり!というキャンペーンを打ち出し、これがApple(とGoogle)の逆鱗に触れたわけです。Epic Gamesが直で販売したのは、もちろん30%のお布施を回避するため。結果、アプリを削除されることになったわけですが、Epic Gamesだって「ごめん、払うね」で済ますつもりはありません。Apple(とGoogle)に対して独占禁止法上の訴訟を起こしています。

正直、最初にフォートナイト削除の文字を見たときは震えました。「やめてよ、今はマジやめてよ!」って。コロナパンデミックによるお家時間爆増で、ゲームは今まで以上に心のよりどころ。映画やドラマ制作が遅れていることから、ゲームへの比率はますます大きくなっており、今ゲームできなくなったらまじで困る!今はマジ揉めないで!と思いました。エンタメが減ったらリアル死活問題なのに!と。でも、Epic Gamesが訴えたのくだりで、ちょっと気持ちが変わりました。おや、これはある意味別のエンタメが始まったかな…と。プラットフォームという大きな存在であるAppleに、人気ゲームとはいえいちアプリが平手うちを食らわせたわけですから。しかも、その平手打ちがこれ!

Epic Games has defied the App Store Monopoly. In retaliation, Apple is blocking Fortnite from a billion devices.

Visit https://t.co/K3S07w5uEk and join the fight to stop 2020 from becoming "1984" https://t.co/tpsiCW4gqK

— Fortnite (@FortniteGame) August 13, 2020

「Epic GamesはApp Storeの独占に反旗を翻す。Appleは報復として、何十億という端末からフォートナイトをブロックしている。fn.gg/freefortniteに集え、2020年が「1984年」にならぬよう闘うのだ」

Apple好きなら、動画を見なくても1984年でピンとくるはず。IBMがほぼ独占していた80年代のパソコン市場に殴り込みをかけるべく、1984年のスーパーボウル放映中のCM枠で流されたAppleの広告がこれ。有名なCMですね。

フォートナイトの反逆は、1984年にAppleが独占するIBMに反逆した流れをそのまま模した形になっているのです。いちアプリからの平手打ちは、しっぺ返しビンタというよりも、「目を覚ませ!」という叫びのように見えます。正直、なんだかムネアツな展開。

事実はゲームより奇なり。これは、目が離せない流れになってきました。面白がってちゃいけないけどさ。